[書籍]戦略は1杯のコーヒーから学べ
同じくオルタナティブブロガーの永井さんの新刊が出ました。タイトルは「戦略は1杯のコーヒーから学べ」。今までのコーラではなく、今回はコーヒーです。
コーヒーに関わるビジネスを例に挙げ、最新のビジネス戦略が学べるストーリー仕立ての本です。
前の会計クラウドの話が取り上げられた「100円のコーラを1000円で売る方法 3」のときは、以前ERPベンダーでマーケティングを担当していた私には本当にわかりやすく、エンタープライズIT業界でも大変に話題になりましたが、今回、コーヒーという分野でもわかりやすさは変わらず、というか、更にわかりやすくなっている印象を受けました。
帯を見て、自分なりにそれぞれの会社の強みを考えてから読み始めたのですが、いい意味で裏切られました。わかっているようでわかっていないことがたくさんありました。
主人公の考えた企画書に自分なりに意見を考えてから次に進めて行くと更に理解も深まりそうですし、特に考えずに読み進めても気づきがあります。一見正しそうでも、それをやったらダメになるという事例が心強いです。
最後のほうに広告・宣伝・広報に関わる内容も出てきますので、マーケティング担当者にもお勧めできます。
読み終わった後に、自社らしさについて考えました。
うちの会社は、ちょっと風変わりなPR会社です。
お客様の望む通りに動いて結果がでにくいなと思うときは、どんどん提案し、プロセスを変更し、私たちが「代行」するのではなく、お客様毎に合っているPRのスタイルを一緒に考えて「仕組み」を作り、回せるようにしていきます。それを地道にやっていきます。例えば「プレスリリースを出したい」と言われても「どうしてそう思うのか?」をきちんと尋ね、言葉の裏にある本当にやりたいこと(この場合はメディアの露出を増やしたい)を汲み取るように心がけています。
まだもやもやしている「ビーコミらしさ」とは何だろうということをきちんと考えようと思いました。
まだ全然言い表せていない強みを、もっと考えたいと思いました。
永井さん、ステキな本をありがとうございます!
戦略は「1杯のコーヒー」から学べ! (ビジネス・経済) | |
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