いじめについての自分の過去エントリを再び取り上げます
連日のように、いじめに関する事件が報道され続けています。多分、報道する側も風化させないように、この件に真剣に向き合う必要があるという意図なのだとは思いますが、見るたびに心が痛みます。
いじめに気づかなかった学校が悪い、きちんと対処しない学校が悪いという言い分を見ますが、残念ながらいじめに対処できるプロフェッショナルなスキルを持ち合わせていない学校(先生)もあると思います。学校のせいにしている間に、学校の対応が整う前に、子供たちが死んでしまっては困ると思いました。
風向きは自分の意思で変えられないが、ヨットの帆の角度は変えられるというたとえを、本で見たことがあります。非常に難しいことですが、風向きが変わるまで帆の角度をかえてやり過ごす方法についても、教えて上げられる場があればいいのにと思いました。
私たちの世代(今の30代後半ー40代前半)は、学校の先生の暴力や不登校(当時は、「登校拒否」と言われていました。誰も拒否してないと思うのですが)、生徒のいじめ(当時はいじめという言葉がなく、いじめられる子は「嫌われ者」などのレッテルを貼られていたように思います)などが毎日のように頻発していた時代に小学生、中学生を体験していると思います。いじめられていた子、いじめていた子のことがいまだに思い起こされる人もいるのではないでしょうか。(当時は、深く考えることなどなく、何気なく発した言葉が相手をそれほど傷つけるとは思わず、また、相手が何気なく発していたであろう言葉に、深い意味を感じてしまい、子供時代に傷ついた経験のある方も多くいるのではないかと思います。)
あまりうまくまとまっていませんが、とりあえず、辛い思いをしている子供たちに少しでも励みになればと、自分が以前書いたブログから引用します。
■いじめられている子へ
あなたは何も悪くない。少しくらいのミス、失敗など誰にでもあること。少し悪いことがあったとしても、相手にだってそのくらいあるでしょう?
悪くないあなたが、悪い奴の前から消える必要はない。暴力での復讐がよくないことも、十分承知しているあなた。
もし、暴力や、お金を取られたりして、命の危険があるのであれば、学校に行ったりする必要はないと思います。まず、命を守りましょう。転校でも、不登校でも。命をなくしてしまったら、他の選択肢がなくなるので、まず命を守りましょう。お家にいてもインターネットでいろいろ調べたり、通信教育を受けた り、ネットでお友達を作ったり、いろいろなことができます。
先生も、個人差があり、いじめに対処しようとしても、残念ながらその能力を持ち合わせないこともあります。間違った対処方法でがんばられると、かえっていじめが悪化するケースがあります。
いじめがあなたの命に関わらない場合、お金もとられない場合、怪我もしない場合、少しラッキーです。徹底的に無視しましょう。勉強、趣味、好きなものに力を入れて、自分の才能を引き出せるように、将来に備えませんか?
いじめられる子は、たいてい、優れた才能を持っています。そんな場合、少し他とは違った振る舞いが出ることがあります。人の感情にも敏感です。
お客様の感情に敏感であれば、お客様に喜ばれる社長になれます。
いじめられる子の気持ちがよくわかっているから、良い先生にもなれます。
活躍している芸能人でも、実はいじめられてました、って言う人、多いですよね?いじめられてる=将来すごい人になれると言ったら、言いすぎかもしれませんけど、その可能性が十分あります。
うまく書けませんが、悲しい報道がこれ以上増えないことを祈っています。
以上です。