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記者から広報に転職して思ったこと(3年目)

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転職してから2年がたち、今日から3年目が始まります。そんなに長くは居ないんだろうなと思いながら転職したんですが、やるべきこと、やり切れていないことがいっぱいあって、まだまだ、成功するまでやり続けます。

今日は節目なので、この2年間を振り返って考えたこと、特に広報論について書いてみます。

広報のこと知らないのに新しいも古いもなかろうに

僕は記者から広報に業種ごと転職したんですが、最近、イケダハヤトさんが「『取材記事は発表前に確認させてください』?時代遅れな広報パーソンに物申す」という記事を書かれていて、やっぱり広報になって良かったなと思っています。片岡英彦さんが「『取材記事は発表前に確認させてください』という広報担当者が『時代遅れ』では全くない理由」という記事を書かれていて、まったくその通りだと思ったからです。

記者をやっているとき、やっぱり僕もイケダハヤトさんみたいな「広報確認だりい」とか「ジャーナリズム(キリッ)」みたいな意識を持っていました。スピード感を持って記者のやりたいようにやらせてくれる広報と、イケダハヤトさんが言うところの「未だに古くさい考えの広報パーソン」がいて、やっぱり記者としては前者のほうがやりやすくて素晴らしい! と思うわけです。

でもですね。僕は大企業になればなるほど広報確認が厳しくなるのって、別に古くさいからだとは考えませんでした。むしろ大企業だからこそやっている広報にこそ、広報の本質があるんだと思っていました。だから、その本質を知りたかったというのも広報に転職した理由の一つです。

そういえば大学生のとき、プロントというカフェでバイトしていたことがあります。それまでカフェってあまり行ったことがなくて、注文の仕方も分からないし中の仕組みも分からない。じゃあ働いてみれば分かるだろうと思ってやってみたんです。考えることは変わらないものですね。

広報って何をするところ?

前職のアイティメディアに入社したときは最初にマーケティング・コミュニケーション部というところにいて、そこに広報機能もありました。広報の動きは目の前で見ていたし、記者になってからは他社の広報も目の前で見ていたんですが、やっぱり見ているのと自分が広報になって手を動かすのは違います。

昔、先輩から「お前は広報ブログを書くだけで給料をもらっているのか。もっと営業のために尽くせ」みたいなことを言われて気が遠くなりそうになったことがあったんですが、世の中には目に映るものだけがすべてだと思っている人もいます。そういう人は極端だとしても、「広報って何をするところなんですか?」と聞かれることはよくあって、「広報」という単語の知名度と中身の理解度には乖離があるなと思っています。

広報は誰にでもできる?

「広報とは何か」の答えを考えたとき、僕は最近「オーケストラの指揮者みたいなもの」がいいのではと考えています。少年ジャンプで「ソウルキャッチャーズ」という吹奏楽をテーマにした漫画が連載されているんですが、ある登場人物が「指揮者っている意味あんの?」と言うんです。その話を読んでいたら、広報と同じだなーと思いました。

指揮者は最低限の振り方を覚えて棒を振っていれば誰にでもできるんですけど、できると言っても役に立たないし、むしろ邪魔ですね。一流の指揮者ってセンスはもちろん、幅広い音楽の知識とオーケストラを一つにまとめる技術を持っていて、それを練習の段階から駆使して、最後に集大成を観客の前で披露するわけです。

※航空自衛隊の「空飛ぶ広報室」に音楽隊の指揮者が書いた話があって、けっこう面白いです

広報も始めるのに特別なスキルとか資格があるわけではないので、素人がいきなり「広報です」と言って、プレスリリースと書かれた謎のお手紙を出すことはできます。でもやっぱり、ちゃんとした広報は業界ネタから時事ネタまで押さえて、経営戦略から現場感まで熟知した上で、どの情報をどのタイミングでどうやって出すかと考えているわけです。そして問題が起きたときも、何をどのタイミングでどうやって誰に出せばいいか、もしくは出さないかを冷静に判断する。知識だけではできないことなので、敷居は低いけど、一流までの道のりがすごく長い仕事だと思います。

やっぱ広報やりたいなあ

今の会社に入って、一年目はプロダクトPRをやって、二年目からは社内広報をやっています。メディアリレーションをあまりやってないのでやりたいなあと思っていますが、今の会社では他にやるべきことが出来てしまったので諦めています。

とは言え、社内広報も楽しいなあと思っていて。何を目的に、何をどう伝えるか。朝から晩まで考えています。ウェブ社内報はまだまだ始まったばかりの領域だし、まずはネット企業として、インパクト出していきます。それが、3年目の抱負。



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