最新人間型アンドロイド+カーオーディオにiPod
今日は二つのニュースを紹介。一つめは、「等身大“コピーロボット”で存在感の本質を追求する」 (Robot Watch)というもの。最近、ロボットに関するニュースが非常に多い。これは日本だけではなく、アメリカ発のニュースにしても言えること。
この記事では、人間とのインタフェイスとしてロボットを捉え、その手始めとして出来る限り人間に近いロボットを製作している。写真だけで言うと、かなり人間に近い出来になっている。また、動画を見てもがんばっているな、という印象だ。「人間らしく見せる」という技術だけを取れば、ディズニーやPixar、ハリウッドのSFXの方がノウハウを持っているのかもしれないが。ただ、ここではそれを見たときの人間の反応や、ロボットと人間の動的なインタラクションの研究もしており、「人間らしく見える」ということだけを追求しているわけではないから、比べるのは間違っているかもしれない。
自分に似せたロボットを操作していると、奇妙な気分に襲われるという。また、人間からこういうロボットを見て、何が「人間らしく見える」ポイントなのかというような研究もしていて、実際人間を相手にしたときと同じような反応をする人もいるらしい。人間とは何か、自我とは何かというような話になっちゃうんだろうか。SFでは、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を始めとして古くから扱われている一つのテーマではあるが(いや、過去形で書くべきか)、現実が追いついてきた。
もう一つの話は、"Apple and 3 Automakers Plan Alliances on iPod Use"(New York Times) というもの。Apple社とGM、フォード、MazdaがiPod付の車を売るという協定を結んだというもの。昨年秋には、ホンダ、日産、アウディ、フォルクスワーゲン、フェラーリなど、12社とすでに同様の協定を結んでいて、これでアメリカで売られる車の70%はiPod対応できるようになるらしい。料金も150ドルから200ドル+工賃ということだから、そんなに高くはない。それにしても、iPodの独占状態はどこまで続くんだろうか。