年末らしく…「書きつつ考える、目標設定の5つのコツ」
今月他サイトに書いたコラムからの転載です。一番大事なコツは、こういうことを考えるために時間を確保することでしょうね…
◆ 書きつつ考える、目標設定の5つのコツ (起-動線)
- 既に達成したかのように書く(現在形で書く) 
来年の大晦日、既に目標を達成した自分が 
 一年を振り返って書いているかのように書きましょう。
 × 「できるだけダイエットに取り組む時間を作りたい」
 ○ 「体重を60Kg(5Kg減)に落として軽快に過ごしている」
- 具体的なイメージを書く 
1. に気をつけると、自然と具体的なイメージを考えざるを得ません。 
 細部まで想像してみることは、実際にうまく転がり出したときの
 準備作業でもあります。
 偶然を活かせるかどうかは、この準備が整っているかどうかに
 掛かっているといえるでしょう。
 わたしがお手伝いをしたある起業家の方は、
 起業前のディスカッションで既に「ああ言えばこう言う」状態でした。
 起業後は、もちろんハプニングの連続ですが、
 ピンチは何とか切り抜けて、チャンスは抜け目なく掴んで、
 成長を続けています。その方を見ていると、
 ピンチやチャンスというものは
 「いつ」起きるかは分からなくても、
 「何が」起きるかについては、かなり想定できる
 ということが学べます。
 「思いがけない幸運」のようなものについてさえ、
 十分に布石を打つ努力を惜しまないという前提があれば、
 ある程度織り込んで考えていいのです。
- 肯定文を書く 
もし目標が何か「悪いクセを止める」ことであれば、 
 それを「良い習慣を身につける」と言い換えてみましょう。
 × 「運動不足を何とかする」
 ○ 「1日15分運動する習慣が身についている」
- 元気の出る言葉を選ぶ 
読み返すために書くのですから、淡々とした言葉よりは 
 自分が読んでやる気の沸くような言葉を選びましょう。
- 「達成して、ソレデ?」も考えておく 
目標は目的を伴っています。 
 「禁煙」という目標には、例えば「健康でいる」という目的があります。
 目標を立てても、ふと目的を見失ってしまうことはあるもの。
 そんなときに有効なのが、「目標を達成して、ソレデ?」という問い。
 読み返すために書くと言いましたが、書くプロセス自体にも、
 自分に考えさせるという目的があります。
 ですからスラスラとはいかないと思います。
 1から5を何周かしながらブラッシュアップするイメージで
 やってみるとよいのではないでしょうか。
