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スマートフォン市場(3Q'12)~Androidが70%超え~

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Gartnerから3Q'12のスマートフォンの出荷台数が発表されました(Gartner Says Worldwide Sales of Mobile Phones Declined 3 Percent in Third Quarter of 2012; Smartphone Sales Increased 47 Percent)。

いつもの様にスマートフォンOSシェアをグラフ化してみます。

■スマートフォンOSシェア(1Q'09 - 3Q'12)

出典:Gartner

とうとうAndroidが70%のシェアを超えました。スマートフォン3台に2台はAndroidになります。前回に3Q'12のAndroidの出荷台数が1.09±0.03億台と予想しましたが、結果は1.22億台でした。外れすぎでした。だめだめな予想でしたね。

4Q'12はどの程度まで達成するのでしょうか?非常に難しい予想だと思われます。それはiPhone 5が販売されたためです。2011年にiPhone 4Sが発売されたときにiOSのシェアは非常に興味深い動きなりました。iOSの3Q'11、4Q'11、3Q'12のシェアは以下になります。

3Q'11:15.0%
4Q'11:23.7%
3Q'12:13.9%

これは新しいiPhoneが発売される前は買い控えがおきて、その後一気にシェアを伸ばしています。3Qは大きくジャンプするために力を貯めているかの様です。

では4Q'12はどこまでシェアを回復するのでしょうか?2011年の様に3Qから+8%すればいいのでしょうか?それとも、もっとプラスすればいいのでしょうか?Androidの勢いもあるため、+10%の伸びはぎりぎり期待できないのではないかと考えられます。このため、iOSの4Q'12のシェアは20~24%前後ではないかと予想しています。

Androidのシェアですが、今まで大量にシェアを奪っていたSymbianが2.6%とほぼ底まで着ました。ここ1年ほど1四半期で約3%のシェアを低下してきましたが、2.6%で3%も減りようがありません。1%で終わるのではないかと予想します。

RIMのシェアも2Q'12よりも微妙に回復しました。このため、ここが底の可能性があります。

グラフに入れていませんが、BabaやMicrosoftも減る要因がありません。このため、iOSのシェアが22%ならば、Androidのシェアは67%になるかも知れません。ただし、4Q'12のみの数字の可能性があります。

Androidが3Q'12で1.22億台まで到達しましたが、PCと比べると以下の様な推移になります。

3Q'12の時点で、PCは2.6億台、Android(スマートフォンのみ)は3.0億台まで到達しています。2012年の時点でAndroidは出荷台数だけみてもPC(Windows)を超えたことになります。若干あっさりに抜きすぎた感じがしないでもありませんが。

2012年のスマートフォン出荷台数はどの程度になるでしょうか。過去4年間のyear/(1Q-3Q)の数字は1.45です。2012年の1Q-3Qの出荷台数の合計は4.67億台であることから、トータルで6.76億台、4Q'12で2.09億台になります。

先ほどAndroidのシェア67%と予想しましたが、この数字からAndrodiの4Q'12の出荷台数は1.40億台になります。予想としては1.4±0.1億台ぐらいだと考えています。理由は、iPhone 5の不確定要素がありすぎるためです。

Androidは第二のWindowsになるのは明白です。今までエコシステムとしてはiOSの方が優れていたと言われていましたが、出荷台数の伸びを考えるとエコシステムの優位性は覆る可能性があります。

PCの2012年の出荷台数はせいぜい3.5億台前後ですが、Androidは4.4億台(スマートフォンだけで)を超えます。2013年にはこの勢いは加速こそすれば減速する可能性はありません。2013年にはAndroidは、6億台を軽く突破するでしょうし、下手をするとPCに対してダブルスコア(7億台)まで伸びる可能性もあります。ここまでくればAndroidのエコシステムはどのように評価されているでしょうか。

Comment(1)

コメント

TETSU

世界シェアだと増えてますが、それほど盛り上がっていない気も・・・
Androidのエコシステムがあまり注目されないのは、一番の市場であるアメリカで伸びていないことが影響しているかも?サムスンだけ伸びていて、他のメーカーが苦戦していて、Googleブランドの製品との競争まであっては・・・先行き不透明ですね。

あとAmazonが証明したように、Androidを利用した新たなエコシステムの有効性も影響が大きいですね。
中国では、中華Androidを作っているし(さらにGoogleへのアクセス制限もあるし)数ほどの経済圏が育っていないようです。
もしかしたら、数年後にはAndroid自体がマイナーなものになっているかも?

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