オルタナティブ・ブログ > 少しでもパラノイアになってみる >

知的好奇心を満たすために、いろいろなことにチャレンジする

Javascriptベンチを取ってみた(Jul 25,2011)~Opera 12.00 pre-alpha&Safari 5.1登場~

»

Opera 12.00 pre-alpha&Safari 5.1がアナウンスがありましたので、Javascriptベンチを取ってみます。

Javascriptベンチは、SunSpider V8 Benchmark SuiteKrakenPeaceKeeperAsteroidsです。

測定したPCは、Phenom II X6 1090T BE(3.2GHz)、Radeon HD 6850、Windows 7 64bitです。SunSpider、Krakenは値が小さいほど優秀で、V8 Benchmark Suite、PeaceKeeperとAsteroids は値が大きいほど優秀です。

傾向は変わりはありませんが、若干Sunspiderの値がまとまって気がします。バージョンが替わったわけでは無いのですが...

Safari 5.1はWebkit2が採用しています。大きくバージョンアップしたにも関わらず5.1なのはなぜでしょうか。

また、Safari 5.1はWebGLを暫定的にサポートしていますが、Windows版では出来ませんでしたが。ついでOperaが特殊なバージョンとしてWebGLをサポートをし始めました。

そこで、WebGLのベンチを取ってみます。ここではWebGL Expreimentsの中でベンチをとれたWebGL Solar System、Geoid Viewer、Nebula、Julia Sets Animation、Fieldでデータを取りました(Operaがかなり動かない)。ハードは上記と同じで、データは全てFPSです。

Fieldだけが重く出来たため、差が開きました。SafariもOperaもWebGLを正式サポートするようになるでしょう。5大ブラウザでサポートしないのはIEだけになります。

現在のブラウザシェアを考えれば早晩IEは50%を切ることになるでしょうし、ブラウザゲームの多くはよりリッチに成るためにWebGLベースになるような気がします。また、PC及びスマートフォンなどのデバイスのCPUがGPUを搭載し始めているため、WebGLを使ったリッチなゲームでも耐えられるハードが多くなるでしょう。

このためブラウザゲームはFlashからHTML5&WebGLに移行すると思われます。そのときにIEはどうするのでしょうか?OpenGLベースだから採用しないのでしょうか。世界の潮流に取り残されることを選択するのでしょうか。IEの判断は、どの程度WebGLゲームが普及するかによるのかも知れませんが。

上記のデータはJavascriptベンチにありますので、必要でしたら使ってください。

Comment(0)