Javascriptベンチを取ってみた(Jun 7,2011)~Firefox 5.0 Betaとブラウザシェア~
Firefox Betaが正式にアナウンスがありましたので、Javascriptベンチを取ってみます。
Javascriptベンチは、SunSpider 、V8 Benchmark Suite、Kraken、PeaceKeeperです。
測定したPCは、Phenom II X6 1090T BE(3.2GHz)、Radeon HD 6850、Windows 7 64bitです。SunSpider、Krakenは値が小さいほど優秀で、V8 Benchmark SuiteとPeaceKeeperは値が大きいほど優秀です。
概ね今までの傾向に違いがありません。Krakenは今回からはバージョンが1.1です。
Windows 8でMicrosoftもHTML5へさらに注力するアナウンスがされていますが、ゲームはどうするのでしょうか?canvasとSVGではネイティブアプリに大きく見劣ります。WebGLは採用はするのでしょうか。HTML5の普及を考えるとMicrosoftが追随するケースも想定できるのはないかと思われます。そうなると、WebGLベンチももう少し出てきても良いかなと思ったりします。
6月はじめなので、NetApplicationsのブラウザシェアをグラフ化してみました。
■ブラウザシェア
■先月差
(出典:NetApplications)
いつものペースでIEがシェアを落とし、Chromeが力強くシェアを伸ばしています。このペースはしばらく続きそうです。2011年中にIEは50%きる可能性も出てきました。そこまでになったらMicrosoftはどうするのでしょうか?
また、Googleが"GmailやGoogle Calender、IE7など旧版ブラウザのサポート打ち切り"を発表しました。
最近のブラウザの更新頻度が早いため、新しい機能を用いることでよりよりすばらしい体験を味わって欲しいというWEBサービスメーカの思いがでているように思えますし、古いブラウザのサポートするコストにうんざりしているのではないでしょうか。この流れが他のWEBサービスメーカに伝播するのではないかと思われます。
そうなるとブラウザシェアのチェンジがより進むように思えます。IEがの50%きりも2011年末とは言わず3Q'11あたりで...(それはちょっとアグレッシブすぎるか)
上記のデータをJavascriptベンチとブラウザシェアにまとめています。