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File APIを使ってブラウザバージョンシェアの加工してみた(Javascriptサンプル)

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HTML5の機能の目玉の一つがFile APIです。ブラウザからファイルを読み込みファイルの中身を参照することができます。ただし、現時点ではファイルの読み込みだけできますが、書き込めません。書き込めないのはセキュリティ上いろいろあるためまだ策定できていないようです。ぜひとも書き出すことができるすごく便利なのでお願いしたいです。

そのFile APIを使用したサンプルを作ってみました。ソース置き場のfilepaisample.zipをダウンロードして解凍してください。ファイルには、browserversionshare3.html、browsermajorversion.tsv、browserversionshare.tsvの三つがあります。

まず、Firefox 3.6以上でbrowserversionshare3.htmlを開いてください。

次に、Browser Version毎のシェア情報を読み込みます。

画面上のBrowse Version Shareの横の"参照"ボタンを押してください。ファイル選択になりますので、browserversionshare.tsvを選択してください。その後にその横の"read"をクリックしてください。これでBrowser Version毎のシェアを読み込めました。readボタンを押さないとだめです。

次にVersionのMajorバージョンへの合算情報のtsvファイルを読み込みます。

画面上のBrowser Major Version右横の参照ボタンを押してください。ファイル選択になりますので、browsermajorversion.tsvを選択してください。その後にその横の"read"をクリックしてください。これでBrowser Versionをどのバージョンに集約する情報を読み込めました。同じくreadボタンを押さないとだめです。

読み込みますとすぐに下textareaに集計データが表示されます。また、Top7 Browser Version Share (table)・Top7 Browser Version Share (Graph)には2007.11~2010.4の期間内のトップ7のシェアを持つブラウザの表とグラフが表示されます。

今回のように定期的に変わるようなデータや少しのメンテナンスだけで使い続けることができるデータを外部ファイルとして取っておきそのつど読み込むとWEBアプリっぽい使い方ができます。まぁ、サイズが大きくなければ、Web Storageでもできるのですが...

私はいつもメジャーバージョンシェアを手で集計していたのですが、これで少ないメンテナンスで集計ができるようになりました。HTML5より前はJavascriptではできなかったことでしょう。やはりHTML5はWEBアプリとして使用できるAPIが増えて面白いですね。

ついでにNetApplicationsからブラウザ情報を取得するChrome拡張が、ソースの置き場のsharedata.crxになります。使ってみてください。

後、ついでにChrom 4.xはブラウザメジャーバージョンとしては、5位にいます。すごいですね。Chrome合計のシェアは、今年中にIE 7を抜くのではないかと思います。

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