バージョン別ブラウザシェアをグラフ化してみた
Firefox 3.5がバージョン別ブラウザシェアが12月第3週でIE 7を抜いてトップに立ったそうです。そこで、以前作成した"Google Analytics Data APIを用いてブラウザシェア(月毎)推移をグラフ化してみた"をバージョン別ブラウザシェアをグラフ化する機能を持ち込んでみました。
動作するページは、"Google Analytics Data APIを使ったサンプル"にあります。前回と使い方は同じで、バージョン別ブラウザシェアをグラフが追加されるだけです。動作は、IE 8、Firefox 3.5、Safari 4.0で動きます(ChromeとOperaは動きません)。
ここで、各ブラウザによってバージョンの記載方法が違います。IE、Firefox、Chromeは、大体メジャー、マイナ、ビルド、リビジョンの4つのバージョン番号があり、メジャー、マイナーで抽出しました。
Operaは、メジャー.マイナー+リビジョンっぽい感じなため、メジャー.マイナーできりました。ただし、Operaは、9.8と言うものが見えますが、これは10.0らしいです。
Safariは、ビルド番号が表示されます。このため、ビルドの上2桁だけ抽出しました。ついでに、530は、Safari 4.0になります(この変換までは行わない)。
このスクリプトで、本ブログのバージョン別ブラウザシェア推移をグラフ化してみました。
青色がFirefox 3.5、赤色がIE 7、黄色がIE 6、緑色がIE 8、灰色がChrome 3.0、紫色がFirefox 3.0になります。
本ブログにアクセスする方々が、一般的なPCユーザとはちょっと違っているかもしれません(IT関連のねたしか取り扱わないので)。また、Appleねたを取り扱わないので、Safariは少なめだと思います。さらに、私はFirefoxユーザです(と、言っても自分でアクセスすることは多くはありませんが)。
このためか、Firefoxが3.0から3.5の移行時期以外、FirefoxのメジャーなバージョンがNo.1でした。予想外でした。ブラウザシェアはIEがNo.1だったため最新バージョンが一番だと思っていたのですが、IEがバージョン毎にここまで分散しているとは予想していませんでした。
また、データを見ていると本ブログにアクセスするバージョン別ブラウザで2009/10から2009/12で最も伸びたのはIE 8とChrome 4.0です。前者は、Windows 7の影響でしょう。後者は、Mac/Linux版が出てきたこととextensionが使用できるようになったためではないかと推測しています。
来年の今頃は、バージョン別ブラウザシェアも大きく変わっていることでしょう。私の予想は、Chrome 4.0がIE 6/7を抜き、3位の位置についていると考えています(本ブログの話)。