白いThinkPad X100eがやってきた(まとめ編)

ThinkPad X100e(以下X100e)をお借りして使用してきました。今まで以下のエントリを公開しています。

・白い ThinkPad X100eがやってきた(ベンチ編)
・白い ThinkPad X100eがやってきた(キーボード編)
・白い ThinkPad X100eがやってきた(加速度センサーで遊んでみた編)
・白い ThinkPad X100eがやってきた(Javascriptデバッグを行ってみた編)

X100eを使用したのは実質休日の4日間程度でした。このため使いまくったと言えるほどでありませんが、Javascriptデバッグなどを行いある程度使用できたと思います。

最初、X100eを使用したときに11.6型のWXGA(1366x768)は文字小さいと思ったものです。以下にThinkPadの13.3型以下のサイズと解像度のラインナップと私が使用しているディスプレイとThinkPad X61を比較してみます。

上記のように24.1型(WUXGA)のディスプレイからX100eの11.6型のディスプレイを見ると相当小さく見えました。ですが次第に慣れてくると11.6型のWXGAでもそれほど苦になることはありません(まだ老眼になっていないからだと思う)。

X100eは、性能的にシングルコアのためベンチ結果はよくありませんが、ゲームや動画エンコードを行わなければ多くのユーザの使用用途をカバーできると思います。

キーボードのキーフィーリングは、ThinkPadクオリティには達していると思います。また、6列配置も慣れれば多くの人に影響はないと思います。アイソレーションキーボードは打ちミスを減らすにはいい形だと思いますが、人によっては指が引っかかることもあるでしょう。ただし、慣れればある程度は回避することは可能になります(私のこと)。

16:9タイプのディスプレイは横に長いおかげで、テキストエディタとブラウザなどの二つ以上のソフトを横に並べて作業できました。Javascriptのデバッグを行っているときはスクェア(5:4)よりも断然こちらのほうが便利ですね。また、ブラウザもブックマークを広げて見やすかったです。このためX100eのディスプレイは、縦のサイズに圧縮されたと考えるよりも横に広がったと考えたほうが良いのではないでしょうか。

ただ、使っていて一番思ったことはHDDの遅さです。X161&SSDとデスクトップPC&7200rpm(HDD)と比べると5400rpmのHDDの遅さが顕著に気になりました。X100eの価格を考えると高額なSSDを搭載しては本末転倒だと思いますが、Intelの40GBのX25-VあたりはX100eとベストマッチするような気がします。借り物でなければ差し替えて使ってみたかったです。

X100eにX25-Vを搭載すれば、より高速で且つラフに使用できます。頑丈なThinkPadにこそSSDを搭載して堅牢性をフルに活用すべきではないでしょうか(特に外で使用されるXシリーズは)。

追加のベンチとしてCINEBENCH RELEASE 11.5を実行しました。結果は以下になります。

マルチスレッドソフトをシングルコアで行うのはかなり無理があるため参考程度にしてください。またX61も行おうとしたのですが動きませんでした。

短い時間でしたがX100eで無理やり作業を行ってみました(Javascriptのデバッグ等は目の前に広いディスプレイを持つデスクトップPCがあるのにX100eでわざわざやっていたため、自分でマゾかと思った)。

現在X61を持っているためX100eを購入対象としづらい面がありますが、X100eのコスパは相当高いと思います。特にAtom搭載ネットブックから比べるとカタログスペックと非カタログスペック(キーボードとか堅牢性とか)は上だと思います。

このためX100eは安価なモバイルノートPCが必要な人にはうってつけだと思います。

最後にX100eを貸していただきありがとうございました＞AMNさん、Lenovoさん

【ThinkPad X100e関連】
・ThinkPad X100e/Edge 13"を触ってきた
・ThinkPad X100eの将来像を勝手に想像してみる
・白い ThinkPad X100eがやってきた(ベンチ編)
・白い ThinkPad X100eがやってきた(キーボード編)
・白いThinkPad X100eがやってきた(加速度センサーで遊んでみた編)
・白いThinkPad X100eがやってきた(Javascriptデバッグを行ってみた編)