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Core i7のSPEC CPU2006比較

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インテル、「豪快で繊細なCore i7」の実力をアピール

Core i7は、先週末(2008/11/16 00:00)に秋葉原で販売されていましたが、ようやく正式発表されました。

それと同時にSPEC CPU2006にもCore i7のベンチ結果が掲載されていたので、これを使って取得し、他のCPUと比較してみました。

CPU 周波数
(GHz)
コア
スレッド
CPU
SPECint_
rate_
base2006
SPECfp_
rate_
base2006
Core i7-965 3.20 4 8 1 117 83
Core 2 Extreme QX9770 3.20 4 4 1 83 58
UltraSPARC T2 1.41 8 64 1 76 54
POWER6 4.70 2 4 1 53 51
Opteron 2356/1356 2.30 4 4 1 46 44
Xeon X5482 3.20 4 4 2 147 86
UltraSPARC T2 Plus 1.41 8 64 2 147 114
Opteron 2384 2.70 4 4 2 113 105
POWER6 4.70 2 4 2 108 102

SPEC CPU2006は、サーバ向けのベンチマークでデスクトップCPU系はあまり掲載されないため、Phenom系とは比較することはできません。

浮動小数点演算であるSPECfp_rate_base2006では、同じ周波数の2CPU構成であるXeon X5482とほぼ同じ結果になっています。

速くなったかと思ったのですが、Core i7-965と同じ周波数のCore 2 Extreme QX9770と比べるとSPECint_rate_base2006で41%up、SPECfp_rate_base200が43%upと同じ程度の伸び率を示しています。

Penrynコア(45nmのCore MA)は、浮動小数点演算の苦手ですがその理由がバス周りが原因かと思っていたため、Core i7(メモリにダイレクトアクセスする)で大幅に改善すると思っていたのですが、SPEC CPU2006ではHyper-Threadingの方がより効いている感じがします。

それでも順調に前アーキテクチャ(Core MA)から処理能力が改善しているあたりは、Core i7は相当速いCPUですね。

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