無料のフィルタリング&ペアレンタル・コントロール~Googleを子供向けポータルにする方法(3)
子供のネット利用には専用の検索ポータルが必要だ で書いた要件を満足させるための実際の設定として、
○Googleのセーフガードを試す~Googleを子供向けポータルにする(1)
で、Googleでの検索結果に対してフィルタリングをかけ、
○IE7のコンテンツアドバイザーでフィルタリング~Googleを子供向けポータルにする方法(2)
で、Google以外での検索や、URLリンクなどの検索によらない有害Webページ、サイトの表示の防止を試みた。
IE7のコンテンツアドバイザーがうまく機能すれば、Googleのセーフガードと組み合わせることで、中学生が使うレベルとしては十分な環境が提供できるだろう。
しかし、
・小学生とお父さんが一緒に楽しむ
・小学生がお父さんのいないところで楽しむ
という意味では、
「塾のサイトや問題のないアニメサイトなどが引っかかった場合に親が見られるようにしてあげる」
という機能が不足している。 また、私のポリシーは合わないので利用しないが、
「子供がどんなWebページ、サイトにアクセスしているかの監視」
「ネットアクセス以外にインスタントメッセージングやメールの相手も管理」
というニーズが高いことも事実である。
2年前より、ネット企業、ソフトウエア企業などIT業界全体で、子供向け情報提供に関するフィルタリングやペアレンタル・コントロール(親が子供のネット利用を管理)への取り組みが行われてきた。
現在、ある程度知名度があり、無料で利用できるフィルタリング&ペアレンタル・コンとロールの無料サービスとして、
○Windows Live OneCare ファミリー セーフティ
がある。私はYahooあんしんねっとを利用しているが、OneCareもかなり強化されたのでお勧めである。
次回、Google検索エンジンと○Windows Live OneCare ファミリー セーフティを組み合わせて評価した結果と設定を紹介したい。
Yahooあんしんねっとに関しては、別途「Yahoo!きっず」を子供向けポータルとして利用する場面で紹介する。
また、財団法人インターネット協会からフィルタリングソフト http://www.nmda.or.jp/enc/rating/details/letsuse.html
が提供されているので試してみてほしい。
<参考>