コンビニ強盗情勢
コンビニオーナーが強盗に刺されたというニュースが流れましたね。アルバイトを守るために必死に強盗と格闘する姿には目頭が熱くなります。早いご回復をお祈りいたします。
コンビニニュースを検索すると必ずと言って良いほど、強盗被害のニュースが入ってきます。
そこで、直近のコンビニ強盗事件の様子を見てみたいと思います。
参考は警察庁が出している犯罪情勢(平成24年)
まず、強盗事件全体に対してコンビニ強盗はどれ位あるのだろう。(侵入強盗)
平成24年データでは、626件で全体の46%がコンビニ強盗のようです。
1日に1.7件のコンビニ強盗が発生している状況です。
そりゃ毎日のようにニュースになるわけです。
コンビニ強盗と言えば深夜時間帯での発生が多いですが、どの時間が一番多いのか見てみましょう。
草木も眠ると言いますが、世の中のほとんどの人が寝ている時間ですね。
10年間の深夜時間帯のコンビニ強盗推移を見てみましょう。
平成24年では626件中536件が深夜時間帯に発生しています。86%の割合です。
この10年で一番コンビニ強盗が発生したのは、平成21年(2009年)ですが、この年は何があったのだろう。
平成21年(2009年)の10大ニュースを見てみましょう。
【1位】衆院選で民主党圧勝。政権交代で鳩山政権誕生
【2位】裁判員裁判がスタート
【3位】新型インフルエンザが大流行、死者も増加
【4位】円高。デフレ宣言。日航経営危機など企業業績悪化
【5位】事業仕分け、八ツ場ダム中止など新政権の政策続々と
【6位】年越し派遣村に多くの人。失業率最悪レベルと雇用不安
【7位】足利事件でDNA不一致の菅家さん釈放、再審開始
【8位】WBCで日本が連覇。イチロー、松井秀もメジャーで活躍
【9位】核持ち込みなどの外交密約で元次官らの証言、相次ぐ
【10位】地方の高速道路が土日祝日、千円で乗り放題
4位の『円高。デフレ宣言。日航経営危機など企業業績悪化』が示すように、国内経済状況が思わしくなかったようですね。これが一つの要因となっているのかもしれません。
最後に検挙率を見てみましょう。
平成24年では、検挙率66.8%。前年より1.1%増加しているとは言え、金融機関等と比較すると低い検挙率と言えます。
何故、この検挙率の差が出るのか分かりません。コンビニ強盗はそのほとんどが深夜発生するため目撃者が少ないのか、防犯設備が金融機関のそれと差があるのか理由は様々考えられますが、この検挙率を上げていくことが課題だと考えています。
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