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社員の時に見ていた店の状況、オーナーになってから見ている店。見ている方角が違うとこんなにも違うコンビニの光と影。お客様とは何にも関係無いところで巻き起こるあれやこれ。(笑

遠近両用メガネ作ってきた

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 LOSTという海外ドラマでのワンシーンだ。頭痛がヒドイというキャストに下された診断は「老眼」。
 実は筆者も最近突然の頭痛に悩まされていた。俗に言う「頭痛持ち」で、普段から頭痛薬を持ち歩くほどなので、当初は気にもせず頭痛薬を飲み続けていたが、さすがに頭痛に悩まされる時が多くなった。そんなことが気になり始めた矢先に、冒頭ドラマのワンシーンを見たのだ。

 気になると居ても立ってもいられない。早速、100円ショップで売っている老眼鏡を掛けてみた。するとどうだろう、目の前が明るくなって、商品の説明書きの小さな文字がハッキリくっきり見えるのだ。
 ある種のショックを抱いたが、すぐに事態が飲み込めた。PCで作業をしていると、やたら目が疲れたことも、なんとなく字がボヤけてるなぁと思ったことも、全ては老眼のなせる技だった。
 早い人は40歳過ぎからなるとは聞いていたが、近視の筆者、見えないなんてことには慣れていた。メガネを外したら、1m先の人の顔も判別できないほどの近眼だ。字がぼやけてても、普段からちょっと遠くの文字なんて見えないのが普通の感覚なので、全く気にならなかった。
 老眼だと自覚してしまえばなんてことはない。思い返せば、心当たりがゾロゾロと出てくる。そこで、筆者の感じた老眼の症状を公開しておこう。

症状其の壱
 字がぼやける。特に気になったのは、PC画面の文字だ。光が眩しく感じ、字がにじむ。こんな感じだ。
老眼.jpg
※これは、筆者の見えた感じだ。個人によっても見え方が違うと思うので、了承願いたい。

症状其ノ弐
 焦点が合いづらいので、目がしょぼしょぼする感覚がある。筆者は、まばたきが多くなった気がする。そのせいで、当初はドライアイかな?なんて思ってた。

症状其の参
 手に持つ書類の距離が離れていく。無意識にだ。店の商品を発注する時、発注用の端末を首にかけ作業しているのだが、気が付いたら首にかけるストラップが伸びきっていた。

 以上が、筆者の感じた老眼症状だ。個人差もあると思うので、勝手な判断はやめていただきたいが、気になった方は、専門家に診断してもらってはいかがだろうか。

 メガネをかけていない方は、100均ショップで売っているもので充分だろうが、筆者は、メガネ派なので困った。まさか、メガネの上にメガネをかけるわけにもいかない。メガネに取り付けるタイプの物も売っていたが、さすがにファッション性に欠ける。全く見えなくもないので、放置しても良いのだが、最初に書いたように頭痛等の副作用が出る(正式に専門医にかかったわけでないので、頭痛の原因が老眼とは限らないが)。

 残る選択肢は、遠近両用メガネの導入だ。今は、遠近両用も低価格化が進んでいるようで、筆者の作成したJ!NS(ジンズ)では、近眼メガネにプラス5000円で作成してくれる。
 早速、時間を作り、J!NSに行ったのだが、行くまでなんか恥ずかしかった。皆さんそうだろうが、自分の年令を自覚する時など、そうあるものではない。筋肉痛が2、3日後にやってくるとか、そういったものは、自己完結できる。
 しかし、遠近両用メガネを作るなんて、他人に「自分は歳を取りました。」と、宣言をするようなものだ。少しためらいが出るのも分かっていただけるだろう。
 でも、筆者もモノを販売する側。考えてみれば、お客さんのことをそうそう気にするものではない。大人の写真集を買われるお客様に「あっ、この人これから大人の裸体を見るんだ」なんて考えたことは、一度もない。
 そう思ったら、気が楽になり、フレームを選び「遠近両用でお願いします」と、さらっと言えた。検査をし、仕上がりは2週間後。そして、そのメガネが今手元に来た。

P1000146.JPG
 筆者の勝手なイメージだが、遠近両用はメガネレンズの下部に虫眼鏡部分が別れて付いているイメージだったが、どうだろう、通常の近視用メガネと見た目が変わらないではないか。日常掛けていても、他人には全く気が付かれないだろう。

 もう一つ、購入する前に不安だったのが、フレームが限定されてしまわないかという不安だ。レンズの大きいフレームしか対応されていないのではないかと思っていたが、J!NSにおいては、その心配はなさそうだ(特に店員に聞いたわけではないが、店内POP、ホームページでは指定がなかった)。
 ただし、メガネの特性上、歩行時等に足元を見る場合などは、明らかに遠視用レンズを通して見るため、景色がボヤけて違和感がある。その為、座っている状態での作業には支障がないが、売り場等で作業する時には、通常の近視用メガネを使わなければならない。

 以前、"誠"読者層を聞いた時に、40歳代も結構いるようなので、参考までに、遠近両用メガネ購入記など記してみた。

 老いは恥じることではない。

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