「理想-現状」を課題よりもギャップと呼ぶ方がいい理由
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こんにちは。たまにエネルギーや安全保障問題についての駄文を書きますが、本職は文書作成能力向上トレーナーの開米です。
前回、
という話で「続く」にしていたので今回はその詳細です。
まずは課題とギャップの件ですが、次の3例を見てみましょう。
A)田中選手の課題は、長打が少ないことだ
B)田中選手の課題は、長打力をつけることだ
C)田中選手の課題は、上半身のパワーアップだ
↑この3例、どれも何を言いたいか意味は通じてしまいますよね。
3つの中ではAが唯一「あれ? ああ、長打を増やしたいわけね」と一瞬ひっかかるぐらいで、BとCはいずれもそれほど違和感なく読めます。
ところがこのABC、問題解決思考の観点ではそれぞれ別のことを語っているわけです。
何か問題がある、解決しよう、という場合の基本フローをざっくり書いた一例が以下の図ですが、「課題」という言葉はこのフローのどこにでも使えてしまいます。
どこにでも使える、ということは意味があいまいになりやすいので、「課題」の用語を使う時は注意した方がいいのです。
一方、「ギャップ」はAにしか使えません。そこで、「理想-現状」は「ギャップ」のほうがいい、というわけです。
さらに、続きます。
前回、
「理想-現状=課題」ではなく、課題をギャップと呼んだ方がいい、
課題・阻害要因・解決策という構造化をするといい
という話で「続く」にしていたので今回はその詳細です。
まずは課題とギャップの件ですが、次の3例を見てみましょう。
A)田中選手の課題は、長打が少ないことだ
B)田中選手の課題は、長打力をつけることだ
C)田中選手の課題は、上半身のパワーアップだ
↑この3例、どれも何を言いたいか意味は通じてしまいますよね。
3つの中ではAが唯一「あれ? ああ、長打を増やしたいわけね」と一瞬ひっかかるぐらいで、BとCはいずれもそれほど違和感なく読めます。
ところがこのABC、問題解決思考の観点ではそれぞれ別のことを語っているわけです。
何か問題がある、解決しよう、という場合の基本フローをざっくり書いた一例が以下の図ですが、「課題」という言葉はこのフローのどこにでも使えてしまいます。
どこにでも使える、ということは意味があいまいになりやすいので、「課題」の用語を使う時は注意した方がいいのです。
一方、「ギャップ」はAにしか使えません。そこで、「理想-現状」は「ギャップ」のほうがいい、というわけです。
さらに、続きます。
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