「こころの健康づくり」3箇条を構造化する事例
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昨日、VoiceLinkを使って行ったオンライン講座の内容をご紹介します。
今回は「メンタルヘルス対策の推進」という事例で行いました。
原文は下記の3箇条。職場で「うつ病」などを患って社会生活に支障を来してしまうケースが多発していることから、その対策をしよう、という呼びかけです。
↓
出典は厚生労働省による「職場における心の健康づくり」というパンフレットの2ページにあります。大元のパンフレットは全28ページと長いのでやる気が起きませんが(^^ゞ、3箇条ぐらいなら構造化してみる気にもなるというものでしょう(笑)
とはいえこの3箇条、構造化するといってもどうするのか・・・慣れないうちは見当がつかずに考えが止まってしまうかもしれませんが、図解をするときには「一本真っ直ぐ流れる(つながる)部分を探す」と手がかりが見つかることが多いもの。
↓一本真っ直ぐ通る流れを探して構造化する例
http://blogs.bizmakoto.jp/kaimai_mizuhiro/entry/5109.html
そこで今回の事例についてそんな部分を探してみると・・・
鍵になるのはこの4箇所です。
● 過重労働による健康障害防止対策を講じる
● 労働者一人ひとりの気づきを促すための教育、研修等を実施する
● 事業場内外の相談体制の整備、職場復帰対策等を推進する
たとえば「防止」というのは、「悪い事態」を予想して、その前に行うのが「防止」策です。従ってこういう関係があります。
一方、「復帰」というのは、「非常時」から「平常時」へ戻ることを表します。
ここで「非常時」というのは「悪い事態」のことと言えるのではないか?
と考えると、「防止」→「悪い事態」→「平常時」という流れを見つけることができるわけです。
じゃあこの流れはいったい何を意味しているのか? と考えると、「こころの健康」状態が悪化するときの進行段階だと思うのが妥当でしょう。で、原文の3箇条だけだとわかりませんが、うつ病のことをある程度知っていると、こんな図を書けます。
ああ、一本真っ直ぐ通る流れってこのことだな、と見当がついたら、あとはこれを手がかりに単語を並べていきます。
「防止」は「良好」なうちにおこなう活動ですから、「良好」に関連づけるのが妥当。
「気づき」そのものは「軽度の不調」のときに気づいて欲しいのでそこに関連づけます。そして、「軽度の不調」のうちに気づいてもらうためには「良好」なうちに「気づきをうながすための教育研修」をしておく必要があります。また、気づいた後どうするのか、といえばそこで「相談」できる体制が重要ですね。つまり「教育研修」→「気づき」→「相談」という流れもあります。
そして「回復」期に気を使いたいのが「復帰」についてのケアということで、このへんを踏まえて構造化するとたとえばこんな図が書けます。
「過重労働の防止」はメンタルヘルスに限らず、基本的な労務管理として必要なものなのでメンタルヘルスマネジメントとは分けてあります。
「不調(重度)」のところに該当するものも何かあるはずですが、わからないので「?」としておきました。
こんなふうに「一本まっすぐ通る流れ」を探すと、それが構造化(図解)の手がかりになることが多いわけです。
と、そんな話をVoiceLinkでしゃべっております。
VoiceLink というのは電子会議サービスの一種ですので、こういう内容を「聞いて」いただくことになりますが、これがよいのは「考えながら参加できる」ということです。
今読んでもらっているこのような記事になってしまうとサラッと読んでしまえますが、実際に「スキル」として身につくためには「考え」なければいけないわけです。VoiceLinkでのオンラインセミナーでは、私が要所要所で、「じゃ、ここ考えてみてください!」といった考慮タイムを取りながら進めるので、「考えながら参加」できます。完成された記事で読むのとは違った経験ができるわけです。
しかも、時間を共有しているので質疑応答ができます(Facebookアカウントがあれば、メッセージボードという簡易掲示板に書き込んだり、音声で電子会議の中に入って参加することもできます)。
そんなおもしろいメリットがあるVoiceLinkによる図解ライティング講座は、今夜も行います!
どうぞ、ご参加ください!
今回は「メンタルヘルス対策の推進」という事例で行いました。
原文は下記の3箇条。職場で「うつ病」などを患って社会生活に支障を来してしまうケースが多発していることから、その対策をしよう、という呼びかけです。
↓
メンタルヘルス対策の推進
● 過重労働による健康障害防止対策を講じる
● 労働者一人ひとりの気づきを促すための教育、研修等を実施する
● 事業場内外の相談体制の整備、職場復帰対策等を推進する
出典は厚生労働省による「職場における心の健康づくり」というパンフレットの2ページにあります。大元のパンフレットは全28ページと長いのでやる気が起きませんが(^^ゞ、3箇条ぐらいなら構造化してみる気にもなるというものでしょう(笑)
とはいえこの3箇条、構造化するといってもどうするのか・・・慣れないうちは見当がつかずに考えが止まってしまうかもしれませんが、図解をするときには「一本真っ直ぐ流れる(つながる)部分を探す」と手がかりが見つかることが多いもの。
↓一本真っ直ぐ通る流れを探して構造化する例
http://blogs.bizmakoto.jp/kaimai_mizuhiro/entry/5109.html
そこで今回の事例についてそんな部分を探してみると・・・
鍵になるのはこの4箇所です。
● 過重労働による健康障害防止対策を講じる
● 労働者一人ひとりの気づきを促すための教育、研修等を実施する
● 事業場内外の相談体制の整備、職場復帰対策等を推進する
たとえば「防止」というのは、「悪い事態」を予想して、その前に行うのが「防止」策です。従ってこういう関係があります。
一方、「復帰」というのは、「非常時」から「平常時」へ戻ることを表します。
ここで「非常時」というのは「悪い事態」のことと言えるのではないか?
と考えると、「防止」→「悪い事態」→「平常時」という流れを見つけることができるわけです。
じゃあこの流れはいったい何を意味しているのか? と考えると、「こころの健康」状態が悪化するときの進行段階だと思うのが妥当でしょう。で、原文の3箇条だけだとわかりませんが、うつ病のことをある程度知っていると、こんな図を書けます。
ああ、一本真っ直ぐ通る流れってこのことだな、と見当がついたら、あとはこれを手がかりに単語を並べていきます。
「防止」は「良好」なうちにおこなう活動ですから、「良好」に関連づけるのが妥当。
「気づき」そのものは「軽度の不調」のときに気づいて欲しいのでそこに関連づけます。そして、「軽度の不調」のうちに気づいてもらうためには「良好」なうちに「気づきをうながすための教育研修」をしておく必要があります。また、気づいた後どうするのか、といえばそこで「相談」できる体制が重要ですね。つまり「教育研修」→「気づき」→「相談」という流れもあります。
そして「回復」期に気を使いたいのが「復帰」についてのケアということで、このへんを踏まえて構造化するとたとえばこんな図が書けます。
「過重労働の防止」はメンタルヘルスに限らず、基本的な労務管理として必要なものなのでメンタルヘルスマネジメントとは分けてあります。
「不調(重度)」のところに該当するものも何かあるはずですが、わからないので「?」としておきました。
こんなふうに「一本まっすぐ通る流れ」を探すと、それが構造化(図解)の手がかりになることが多いわけです。
と、そんな話をVoiceLinkでしゃべっております。
VoiceLink というのは電子会議サービスの一種ですので、こういう内容を「聞いて」いただくことになりますが、これがよいのは「考えながら参加できる」ということです。
今読んでもらっているこのような記事になってしまうとサラッと読んでしまえますが、実際に「スキル」として身につくためには「考え」なければいけないわけです。VoiceLinkでのオンラインセミナーでは、私が要所要所で、「じゃ、ここ考えてみてください!」といった考慮タイムを取りながら進めるので、「考えながら参加」できます。完成された記事で読むのとは違った経験ができるわけです。
しかも、時間を共有しているので質疑応答ができます(Facebookアカウントがあれば、メッセージボードという簡易掲示板に書き込んだり、音声で電子会議の中に入って参加することもできます)。
そんなおもしろいメリットがあるVoiceLinkによる図解ライティング講座は、今夜も行います!
どうぞ、ご参加ください!
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