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「誰かが教えてくれることを信じるのではなく、自分で考えて行動する」ためには、矛盾だらけの「現実」をありのままに把握することから始めるリアリスト思考が欠かせません。「考える・書く力」の研修を手がける開米瑞浩が、現実の社会問題を相手にリアリスト思考を実践してゆくブログです。

読解図解:構造→性質→用途というパターン

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誠Biz.IDの連載5回目です。

今回はちょっとだけ理系っぽく、「構造→性質→用途」というパターンで、ある素材について説明する、という事例です。理系っぽいと言っても1ミリぐらいですが(^^ゞ


「構造→性質→用途」がポイント――文章に頼らず説明する
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1112/01/news012.html

こういう説明書は文章を直そうとしてもダメなので、書かれている内容そのものの特徴的なパターンを見つけて図解化、視覚化するといいです」

「文章を書くこと」に苦手意識を持ってしまっている人は少なくないですが、図に書いたほうが文章よりもよく伝わることも多いんです。「図に書く」といってもこの例のように、

単語を順番に並べておくだけでいい
同じパターンが何回も出てくる

という場合がよくあります。自分の守備範囲として使えるパターンを増やして、仕事を楽にしてください(^_^)/

・・・という話です。詳しくは、リンク先の本文にてどうぞ!

おっと、twitterでレスいくつかもらっているのでコメント書いときますね。

外国人と仕事してると絵が凄い重要になってくる。 図と表は万国共通で通じるあたり、人間って本能的な共通言語を持ってそう
その通りだと思います。
論理的な関係を表す「言葉」の中のかなりの部分は図解で代替できますからね。
「彼の表情は今にも泣きだしそうだった」なんてことを図解するのは無理ですけど、「のび太はジャイアンとスネ夫の間に座っている」という情報なら図に書いたほうがよく伝わります。

図解化してから文章化する。アウトラインプロセッシングとも考えられるかな。
「図解化してから文章化」を僕はよくやってます。技術文書を書くときはたいていそうです。
アウトラインプロセッシングというと、箇条書きにインデントをつけて階層的に展開しながら切り貼りする方法をイメージしますが、あの方法は最終的に「文章に落とす」ことに向いているもので、現実世界の論理構造とは必ずしも合っていません。現実世界の複雑なモノや現象をありのままに把握しようとすると、2次元をフルに使って図に書く方がいい場合が多いわけです。

以上、つぶやきありがとうございました。

では、また!

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