Black Friday 2011
前回お伝えしたように、Black Fridayは実店舗での売り上げが急増する日と言われている。
今年のBlack Fridayにあたる11月25日は、なんと夜中の12時からオープンした店舗も多く、普段よりもかなり安いセール品を求めて多くの人が店舗に殺到したようだが、一方で店舗での混雑を避けるためか、家でオンラインショッピングをする人も多かったようである。
comScoreによると、Black Friday1日のオンラインでの売上は昨年より26%増の約8億1,600万ドルだったとのことである。
小売店500社を対象に行ったIBMの同様の調査でも前年比24.3%増となっていた。
このオンラインショッピングの増加を支えているひとつにタブレットやスマートフォンなどの携帯デバイスがある。Black Friday1日のトラフィックを見ると、携帯デバイスが占める割合は全体の14.3%で、これは昨年より5.6%も増加している。特にiPadからのコンバージョン率は4.6%と、他の携帯デバイスよりも購入率が高いようである。
今年のもう一つの特徴として、オンラインショッパー全体の48%が購入したと言われるように、電化製品の売上が高かったことがあげられる。
Amazon.comの発表にもあるとおり、つい2ヶ月ほど前に発表されたKindleファミリーが昨年に比べて4倍も売れたり、多分1年間で唯一Black Fridayのみにセールを行うAppleでの売上が牽引しているものと思われる。
FacebookやTwitterやなどSocial MediaはBlack Fridayでも活躍し、店舗の開店情報、セール情報、在庫切れ情報、駐車場情報などを随時アップデートしていた。
さて、今日はCyber Monday。
2005年に初めてこの言葉が使われ、2006年は1年のうちでまだ12番目の売上日だったが、昨年は売上10億ドルを超え初めて年間でオンラインショッピングの売上が第一位の日となった。
Thanksgivingが終了し今日から数日ぶりに業務を再開する企業も多く、Cyber Mondayは職場からの購入が多そうだが、ここでも活躍するのは携帯デバイスで、1,780万人もの人が今日一日で携帯デバイスを利用して購入するだろうと予測されている。昨年の統計値は730万人なので、倍以上の伸びである。
LA Timesによると今年のCyber Mondayの売上は12億ドルを超えるだろうと言われているが、果たしてその結果は・・・。