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興味深いSNSベンダーのシェア争い

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今日から8月ですね。精神的にも肉体的にもやっとブログを更新できる状態に戻りつつあります。それにしても7月は本当に大変な1ヶ月でした。6月もそうでしたが、正直言ってとてもブログを更新できるような状態ではなかったのです。ただ、今まで経験したことがないような大変な苦労と挫折を味わった分、逆にそれをプラスに変えて大きく前進できそうな感じです。とういうことで、人が夏休みを取ってゆっくりするのが当たり前な8月を、私は勝手にブログ更新月間にしたいと思っています。

先週になりますが、ちょっと面白いデータを見つけました。ミック経済研究所からSNS構築市場における各ベンダーのシェア分布図が発表されたのです。このデータを見れば、各ベンダーの2005年~2007年の出荷金額ベースでの数字がわかります。

http://japan.internet.com/wmnews/20070724/6.html

市場全体だけで見ると約10億円とまだまだ小さいものの、この3年間で驚異的に成長していることがよくわかります。個人的には、2007年の市場規模はもう少し大きくなるのではないかと予想しています。というのも、最近企業のSNS導入に関わるコンサルティングに携わって感じていることなのですが、昨年までと違ってSNSが特別な存在ではなくなりつつあるからです。

ある意味、SNSブームは去年の後半くらいをピークに台風のように過ぎ去り、SNSは特別な意味を持つ存在ではなくなったということです。ではSNSの導入を検討している企業が減ってしまったのかというと、決してそうではありません。むしろ、ユーザー参加型のウェブサイト、ユーザー利用型のウェブサイトなどのように名称が変わっただけで、SNSのニーズは依然高いという実感を持っています。

SNSがもっている機能自体は、間違いなくウェブサイトに欠かせないものになりつつあります。だけど、皮肉なことにSNSというキーワードが以前のように高い関心を集めなくなっているだけなのです。SNS構築市場が本当に立ち上がるのは、むしろこれからだと観るべきです。

それを裏付けるかのように、国内の2007年3月期のSNSの市場規模は、約90億円に上るというデータも出ています。2006年3月期が12億円と推計されているため、対前年度比ではなんと7.5倍にも拡大したことになります。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/07/25/16446.html

最近増えてきているコンシューマー向けのSNSの場合、確かにソーシャル・ネットワーク・サービスという名称は合わないのかもしれません。もっとぐっとくる呼び方がそろそろ必要なのでは。。。

それにしても今日はホットです!

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