ソーシャル・ミュージック: iLike
最近ソーシャル・ミュージックにはまっています。ほとんどのサイトに登録しては試しているので、不定期ですが私の感想と使用感を簡単にレポートしたいと思っています。
それにしても、ソーシャル・ミュージック業界がいま熱いです。特にLast.fmがCBSに$280M(2億8千万ドル)で買収されたあたりから、俄然業界の注目が集まりだしてきたように感じています。本家Last.fmに負けじと、Pandora、MOG 、iLikeなどの新興勢力ももの凄い勢いでユーザー数を伸ばしています。
ソーシャル・ミュージック業界でいま最も注目を集めているのは、何と言ってもAppleのソーシャル・ミュージック・サービスMy ITunesではないでしょうか。このAppleのサービス、本当につい最近リリースしたばかりのサービスのようです。
現在は3種類のウィジェットが提供されていて、1つはiTunesで購入した商品を表示する機能。2つ目はiTunesでレビューした音楽を表示する機能。3つ目はiTunesで購入した楽曲を集計してアーティストのタグクラウドを表示する機能です。
ただ、正直な感想を言えば「たったこれだけ?」といったところでしょうか。Appleが満を持して発表した割には、目玉になる機能がないように感じました。先行する他のソーシャル・ミュージックのサイトと比較してもちょっと見劣りがしてしまいます。
たとえば今日紹介するiLike。最近私が一番利用する機会が多いソーシャル・ミュージックです。iLikeの使い方は簡単です。基本的にはiTunesと組み合わせて使います。iTunesのデータを自動で読み込んできて、自分のiLike上にプロファイルデータを作成してくれます。このプロファイルされた楽曲は30秒間だけ再生することが可能なのですが、ここでiLikeはとても面白い機能を提供してくれています。
なんと、自分と同じ曲を再生している他のiLikeユーザーを顔写真付で紹介してくれるのです。たとえば、リトル・フィートの「Dixie Chicken」を再生すると、他の「Dixie Chicken」を再生しているiLikeユーザーが画面上に表示されるのです。
この機能、最初に知った時は本当に感動しました。自分と同じ音楽を好きな世界中のユーザーと繋がっているという感覚は、ちょっと他のサービスでは体験できないものです。音楽が好きな人は是非試してみてください。
また、iLikeはソーシャル・ネットワーク・サービスFacebookの中に組み込まれて提供されており、Facebookのユーザーがかなり流れ込んできているそうです。実際、iLikeはFacebookの中で最もユーザーに支持されている外部サービスになっているとか。
iLike、お薦めです!