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SNSで起こるヘビー・ユーザーの新陳代謝。ちょっと寂しい。。。

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ユーザー数の増加と伴に、ユーザーの新陳代謝が起きるということが最近わかってきた。特に、積極的にブログに記事を投稿したり、コミュニティにカキコミをしてくれる、いわゆるヘビー・ユーザーの間でこの傾向が顕著に見られる。

サービス開始当初、積極的にブログを書いてサイトを盛り上げてくれたユーザーの更新がぱったりと止まり、それに代わって新しく登録してくれたユーザーがブログを書いてくれるようになった。もちろん、今でもブログを更新し続けてくれているオールド・ユーザーもいることはいるののだが、数はかなり少ない。20%もいるかどうかといったところだ。

ただ、ブログの更新が途絶えてしまったオールド・ユーザーが退会してしまったのかというと、決してそういうことでもない。ログを調べてみると、結構頻繁にログインはしてくれている。ヘビー・ユーザーが、サイレント・ユーザーに変わってしまったということだ。

なぜこうした新陳代謝の現象が起きるのか、ちょっと考えてみた。いくつか原因が考えられるのだが、一番の原因は、ユーザーが増えてサイトが活性化してくると、そのSNS固有の雰囲気というか文化というか、目に見えないそのそのSNSだけが持つ空気みたいなものが確立されてくるからではないかと考えている。

サービス開始当初は、ユーザー数も少なく、運営者側も試行錯誤の状態であるため、サイトを活性化するためにいろんなことを試してみることになる。この時点では、SNS固有の空気といったものはまだ生まれない。サービスを利用するユーザー側も、空気を感じることなく自由気ままにブログやコミュニティで発言ができる。

ところが、いったんSNS固有の空気のようなものが生まれて、それが確立されてしまうと、何となくそこに目に見えない制約のようなものが生まれてしまうのではないだろうか。自分でSNSを運営していて、最近何となくそういう空気のようなものができつつあることを感じている。

たとえば、ミクシィでも、自分の意志で登録したコミュニティでありながら、何となくその発言内容や空気が自分の考えていたものと違っていたため、中に入っていけないといった経験はないだろうか。SNS全体に流れる空気も、何となくそれに似ているのではないかと思っている。

このヘビー・ユーザーの新陳代謝、SNSが成長していく過程において何度か経験しなければならない現象なのかもしれない。ただ、サービス開始当初に盛り上げてくれたオールド・ユーザーのブログが読めないのはちょっと寂しい。。。

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