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『SNSビジネス・ガイド』後記(著者の一人として)

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今日から7月ですね。早いもので、2006年も半分が過ぎたことになります。私の2006年の前半を振り返ると、1月から4月までは、仕事的にも人間関係的にもあまり恵まれず、悶々とした日々が続いていました。よく言えば充電期間。その反動でしょうか、5月と6月はその反対にとんでもない忙しさでした。正直なところ、この2ヶ月で1年分働いたような気さえするほど。

毎日たくさんの人に会い、Web 2.0とSNSについて説明する機会を頂きました。自分で言うのもなんなんですが、エバンジェリストの面目躍如といったところです。SNSの認知度アップに、少しは貢献できたんじゃないかと思っています。

そう言えば、オルタナティブ・ブロガーとしてデビューしたのも5月です。このオルタナティブ・ブログは、自分の考えをたくさんの読者に伝えるという機会を与えてくれました。自分の考えを実名で伝えるという適度な緊張感とスリルが、どれだけ私を鍛えてくれたかわかりません。

そして、6月も終わりにさしかかった昨日、『SNSビジネス・ガイド』発売。私個人の2006年前半を締めくくるには、これ以上ない嬉しい出来事でした。まだ発売されたばかりですが、評判も上々のようです。

ところで、『SNSビジネス・ガイド』は、私にとって4冊目の著書になるのですが、はじめての共著です。実は、いままでは共著を避けて、自分一人で書くことにこだわり続けてきました。理由はいくつかあるのですが、中でも最大の理由は、共著だと、自分の伝えたいと思っていることが、他人の内容次第で歪められてしまうのではないかという勝手な思い込みがあったからです。

では、なぜ今回共著に挑戦してみることにしたのか。二つの理由があります。一つは、共著という他人の意見と交じり合うことで、新しい自分の考え方が見つかるかもしれないと考えたから。もう一つは、SNSについて書いてみたいという強い欲求があったからです。結果は大正解でした。他人の書いた文章と一緒に本になるというのは、一人で書いたときとはまた違った発見と喜びがあります。

あと、最終章を任されるというプレッシャーを経験することもできました。告白すると、結構プレッシャーを感じていたんです。自分一人の本だったら、自分の責任だと割り切れますが、共著となるとそう簡単に割り切れません。終わりよければすべて良しじゃないですが、他の共著の方の書いた内容を、台無しにしてはいけないという責任を感じながら書いていたんです。

「chapter7:Web 2.0時代のソーシャルメディア」の中で私が一番伝えたかったメッセージは、SNSが無限の可能性を秘めているサービスだということです。だから、あえて批判を覚悟の上で少し大胆な”未来像”を展開することにしました。そこには、私自身の”ソーシャルメディアを創造したい!”という熱い思いが込められています。

※ 来週から始まる2006年後半、えらいことになりそうです。。。

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