最近買ったブラジル音楽系の本
昨日は久しぶりに仕事を早めに切り上げて、早く休みました。お陰で体調は戻りつつあります。
ビジネス書や小説ももちろん好きなんですが、一番好きなのは音楽本かもしれません。音楽本にもいろんな種類があって、一人のアーティストを徹底的に掘り下げた、伝記やディスコグラフィーの類のマニアックなファン向けの本から、音楽のジャンル別に名盤と呼ばれているアルバムを紹介している解説本まで様々。
音楽本であればどんな種類のものでも好きなんですが、特に、代表的なアルバムをジャケットの写真付で解説してある音楽本がお気に入りです。ビール片手に、ベランダでペラペラページをめくりながら読むのが好きなんです。
最近、以前から欲しかったブラジル音楽のアルバムをジャケット付で紹介している音楽本を手に入れることができたので紹介します。
■ 『ムジカ・ロコムンド―ブラジリアン・ミュージックディスク・ガイド』(1)(2)
元々は2000年に発売された本で、私も持っていたんですが、最近になってジャケットの写真がフルカラーになって再発売されたんです。(1)(2)を両方揃えると5,250円。ちょっと高いと思われるかもしれませんが、内容がすばらしい!
ボサノバを解説した本は結構あるんですが、この『ムジカ・ロコムンド』はボサノバ以外のブラジル音楽全体を詳細に解説してある本です。しかも、代表するアーティストのアルバムをカラー写真で紹介してあるという、ファンには涙モノの内容になっています。
嬉しいのは、Tropicalia、MPB、SAMBA、BOSSANOVAなどのカテゴリィ別に整理されているところです。ブラジル音楽の全体像を理解することができるので、とても役に立ちます。一端のブラジル音楽通を気取っていた私が、ブラジル音楽の深さを知って愕然とさせられた1冊でもあります。
これからブラジル音楽を聴いてみようという人にも、ある程度ブラジル音楽のことを知っている人にもお薦めしたい本です。私が個人的に気に入っているのは、小野リサ、菊池成孔、板橋純などのアーティストや著名人が、自分のお気に入りのブラジル音楽のアルバムを紹介するページです。紹介する人の、ブラジル音楽に対する思い入れや愛情が伝わってきて結構楽しめます。
どこのページから読んでも楽しめるし、全部のページに目を通すには、数日必要なくらい濃い内容の本です。
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アントニオ・カルロス・ジョビンの代表的な曲がほとんど聴けるアルバム。「ボサノバを聴きたいんですが、何を買ったらいいですか」って人に聞かれて、必ず薦める1枚。ブラジル音楽の真髄がここにあると言っても、決していい過ぎではない凄さがこのアルバムにはあります。
クラウス・オガーマンのアレンジもいいし、これからの季節にもピッタリですね。いまなら紙ジャケで手に入ります。