SIerは社会がフラット化していることに気がついていない
この週末は、久しぶりに雨の降らない日が続きましたね。暑くも寒くもなく、ちょうど良い気候でした。夕方は、ここ最近30℃を越える日が続いていたこともあって、むしろ肌寒く感じたほどです。きっと、遠出された方も多いのでは。私はといえば、土曜日の夜に家族で食事に出かけたくらいで、あとは家の中にずっといました。おかげで、仕事がかなりはかどりました。
最近のSNSに対する関心の高さについては、このブログで何度も紹介してきた通りです。今週の私の予定も、完璧に埋まってしまっています。下手すれば、2週間先の予定まで埋まってしまいそうな、そんな勢いです。
問い合わせを頂く企業の業種はまちまちです。特にコレといった傾向はありません。本当にいろんな業種の企業から、毎日たくさんの問い合わせを頂いています。部門についてもいろいろですね。経営企画、総務・人事、ユーザーサポートなど様々です。経営者から直接問い合わせを頂くという例も、最近は結構増えています。
ところが、情報システム部門からの問い合わせが意外なほど少ないんです。もちろんゼロではありません。ただ、仕事の内容からいって、もっと情報システム部門から問い合わせが来てもいいような気がしています。
そのことと関係しているのかどうかは別にして、実はSIerからの問い合わせも意外なほど少ないんです。こちらから売り込みをかけても、反応はいま一つです。もちろん話は聞いてもらえますが、そのあと商談まで進む例があまりありません。「顧客にまだニーズがない」。それが、SIerからの一般的な回答です。
ところが、ニーズはちゃんとあります。でなければ、私が毎日忙しく都内を駆け回る必要がありません。企業は、SNSの導入に関して、関心もニーズも持っています。ただ、SIerがその企業のニーズに気がついていないだけなのです。というよりも、企業がSIerを通り越して、直接Looopsに問い合わせしているというのが正しいかもしれません。つまり企業は、ことSNSに関しては、SIerに相談するよりLooopsに相談する方が正しい選択だということを直感的に判断してしているのです。だから企業は、SIerではなく直接Looopsにコンタクトしてくるのです。
この現象は、何もSNSだけに限ったことではありません。企業が、SIerではなく、その分野のエキスパートに直接相談する傾向は、今後ますます増えてきます。企業とエキスパートの間を仲介するだけの機能しか持たないSIerは、いまその存在価値を問われています。
社会は、企業とエキスパートが直接コンタクトし合うことが可能になっています。つまり、フラット化しています。SIerは、そのことにまだ気がついていません。。。