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ジミ・ヘンドリックスの死とサマー・オブ・ラブの終焉

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1967年のモンタレー・ポップ・フェスティバルで、一躍スターの座に上りつめたジミ・ヘンドリックス。そのジミ・ヘンドリックスが亡くなったのは、モンタレー・ポップ・フェスティバルから3年後の、1970年の9月18日です。そういえば、モンタレー・ポップ・フェスティバルのもう一つの象徴である、ジャニス・ジョプリンもこの年に亡くなっています。

実は、伝説とも言える、モンタレー・ポップ・フェスティバルでのジミ・ヘンドリックスの演奏は、4枚組みCDの『モンタレー・インターナショナル・ポップ・フェスティバル 1967』で聴くことができます。ところが、もっと凄いのが、2004年に発売された3枚組みDVD『ザ・コンプリート・モンタレー・インターナショナル・ポップ・フェスティバル1967 』。これはもう凄すぎるの一言です。映像も音もクリアになっていて、ド迫力の演奏を楽しむことができます。

やはり圧巻は、何と言ってもジミ・ヘンドリックス。最終日の夜、ローリング・ストーンズのブライン・ジョーンズの紹介でステージに登場するジミ・ヘンドリックスは、この頃はまだ無名の新人に過ぎません。聴衆も、いま一つ盛り上がっていないんですよね。このあたりも、当時の様子が手に取るようにわかって楽しめます。

そして、いよいよ演奏が始まります。曲順は以下の通り。

1.Killing Floor
2.Foxy Lady」
3.Like A Rolling Stone
4.Rock Me Baby
5.Hey Joe
6.Can You See Me
7.The Wind Cries Mary
8.Purple Haze
9.Wild Thing

最後に演奏された「Wild Thing」は、完全にフリーキーなチューニングで始まります。そして、ギターとアンプを壊して、火を放つお馴染みのシーン。ストラトキャスターの残骸とフィードバックの音。そして、ここからジミ・ヘンドリックスの伝説が始まります。

ジミ・ヘンドリックスの凄いところ。黒人なのに、ブルースやソウルじゃなくて、ロックを演奏したことに尽きると思います。マイケル・ジョーダンが、バスケット・ボールじゃなくてテニスのラケットを持ったら凄いと思いませんか?それと同じですよ。。。

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