ソーシャルメディアに進化するために必要なこと
今週は雨が降ることもなく何とか天気がもっていたんですが、今日は梅雨空に逆戻りのようです。傘が手放せないようなのでご注意を。最近、自分で言うのもなんなんですが、ちょっとお疲れ気味です。一番の原因は寝不足ですね。毎朝5時に起きているんですが、ここのところは、布団に入る時間が12時を過ぎてしまうこともしばしば。それに加えて、梅雨のうっとおしい天気ですからね。体がちょっと悲鳴をあげかけているようです。今日は、夕方から夜にかけて渋谷でプレゼンが2件。重要なプレゼンなので、気合が入っています。
今日は、ブログやSNSがソーシャルメディアに進化するためには何が必要なのか。そのことについて考えてみたいと思います。というのも、ブログやSNSがマスメディアから見て無視できない存在になってきていると言っても、現状を見る限り、それはまだほんの一部に過ぎないからです。
たとえば、ブログを例にとると、パーソナルメディアとしての地位を確立しているのは、投稿した記事が多くの読者に読まれ、その記事がネット上の世論形成に大きな影響を与えている、アルファブロガーと呼ばれる一部のブロガーだけというのが現状です。つまり、ブログがパーソナルメディアとしての地位を完全に確立しているとは、とても言えるような状況にないわけです。
それに、ブロガー同士の横の繋がりも希薄です。その他大勢の「個人(My)」の意見が集団の意見としてマスメディアに対抗できるようになるためには、もっと横の連携を強め、パーソナルメディアはソーシャルメディアへと進化する必要があります。
そして、ソーシャルメディアに進化するためには、解決しておかなければならない課題がいくつかあります。
① ブロガーとSNS間を結ぶゆるやかなネットワークを構築する
その他大勢の「個人(My)」の意見は、その他大勢の「集団(Our)」の意見になることで、よりマスメディアから一目を置かれる存在になります。そして、そのために必要なことは、「個人(My)」の自発的な意見の全体が、付加価値のある創造的な「集団(Our)」の意見になるような、ブロガー間を結ぶ”ゆるやか”なネットワークを構築することです。また、さらにはSNS間を結ぶ”ゆるやか”なネットワークも必要になります。SNSはまさに、ブロガーとSNS間を結ぶ”ゆるやか”なネットワークとして機能する潜在能力を秘めています。
② 実名で記事を投稿する
ソーシャルメディアが社会的に認められるようになるためには、パーソナルメディア以上に社会的な信用を得ることが必要になります。よって、ソーシャルメディアの世界では、ブログでは当たり前になっている匿名による記事の投稿ではなく、実名による記事の投稿が必須となります。ソーシャルメディアとして社会的な責任を果たす以上、情報を発信する側にもパーソナルメディア以上の責任が求められるからです。とは言っても、ブロガーやSNSの参加メンバー全員が実名である必要はありません。重要なことは、SNSのリーダーをはじめ、積極的に自分から情報を発信するような、何人かの主要なメンバーだけでも実名で登録しておくことです。
③ 招待制ではなく登録制にする
ソーシャルメディアとしてのSNSは、招待制である必要はないと私は考えています。むしろ実名で記事を投稿することを条件に、原則自由参加の登録制にするべきです。参加したいという個人(My)の意志が、勝手に集団(Our)として全体秩序を形成していくことがソーシャルメディアの本質だからです。匿名での招待制よりも、実名による自分の意志による参加の方が、結果的にはプラスになると考えています。
つまり、ソーシャルメディアへの道のりはまだ果てしなく長いということ。でも、それを成し遂げたときの見返りを考えると、時間をかけてでも完成させるだけの価値はあります。
※ おかげさまで、mixi内に開設した「ビジネスSNS」コミュも参加者が80名を超えました。有難うございます。もっと多くの方の参加をお待ちしています。