企業のソーシャルメディア担当者が心がけるべきたったひとつのこと
ソーシャルメディアを使ってビジネスを活性化したい
というのは誰しもが考えることですが、
新商品情報、オススメメニュー、セールの案内を連呼してもダメ。
お買い得情報が欲しい人は、メルマガクーポンを積極的に受け取るでしょう、いつでもブランドのことを気にかけている人はある意味放っておいてもついてきてくれます。
企業のソーシャルメディア担当が苦労するのは、会社やお店がアップルやマクドナルドで無い場合、どうやって顧客とつながり続けるか、適切なときに想起してもらえるかでしょう。
日々の更新作業で心がけるべきことは、たったひとつです。
それは、
恋人に話しかけるのと同じことをする。
です。
楽しい話をすれば、いいね!と言ってくれるでしょう
へー、なるほど、そうなんだー!というネタであれば、友達に教えたくなるでしょう
便利な役立つ情報は、ありがたいなと思ってくれるでしょう
で、時々デートに誘うと一緒に来てくれるはず。
もともとそんなに好きなわけじゃなかったけど、いつも気遣ってくれて、困った時に助けてくれた彼と結婚することにした、というような話も案外めずらしくありません。
ソーシャルとかいうと、小難しくてテクニカルなイメージにもなりがちですが、この人が、この会社が、この商品が近くにいるのはわるくない、と思ってもらえる関係づくりが重要なのです。
もちろん、そういう友達の中で結婚相手に選んでもらえるように、さらに愛情を傾ける必要はあるでしょう。
でも、まずはそばにいて心地よい、ありがたい、楽しい、ことが大事。
ビジネスのことを考えると、上司や営業からのニーズに応えようとすると、どうしても身勝手な、オレのことを好きになってくれよ、になってしまいがちですが、それじゃあモテないのはみんな知ってることですよね。
だから、ソーシャルメディアの先にいる相手が恋人だと思って接するようにしてみると、がらっと変わるはずです。
どこかの首相みたいに、モテない男は土下座するしかないんです、というようなくだらないことを言っていてはダメです。
ビジネスでソーシャルメディアを活用する場合に土下座するというのは金の力に頼って気を惹くことと同じでしょう。それで惹かれた相手と長くいい関係がつくれはずがありません。
ソーシャルメディアとコマーシャルメディアは別物。
売り手目線ではなくて買い手目線を重視する。
お互いがHappyでいられる継続的な関係づくりを志向する。
そういう考え方をしていくべきなのだろうと思います。