記事『「揺れないクルマ」を実現、業界を革新するMIT発スタートアップ』への反応と追記
「自動運転も素晴らしいけど、ヒューマンフレンドリーなクルマの開発すごく良いと思う!この世から"クルマ酔い"って単語がなくなる日は近いかも??」というTweetにも示されたように、クルマと人との関係を大きく変える揺れないクルマを実現しようと取り組む米ボストンのスタートアップClearMotionは、面白い存在だ。
これは、小生が書いた記事『「揺れないクルマ」を実現、業界を革新するMIT発スタートアップ』Forbes JAPAN 4/29に反応したTweet。日本語の主要メディアでCM社を本格的に紹介した初めての記事を書くことができたのは喜ばしいことだ。
揺れないクルマは、乗客の車内での生産性アップなど時間の使い方を変えるとともに、乗車のストレスを下げくつろぎとハピネスを倍加し笑顔をもたらす。こうした新たな乗車体験が、ライフスタイルの変化をももたらすだろう。いいかえると、社会を変えるインパクトのある技術だ。
しかも、将来的には「クラウド・ソース・ナーバス・システム」とCM社が呼ぶ路面データ収集により、数度道路を走るだけで、世界中のどの道を走っているか、そこにどのような凸凹があるかなどを詳細に把握できるという。
小生の記事の一週間後にWIREDの和訳記事も公開された。「どんなに荒れた路面でもクルマが揺れずに走れる技術、米スタートアップが開発(動画あり)」(原文)
こういう技術は動画が分かりやすい。
「Mass. company's cutting edge technology making driving down roads smooth」 WBCV 4月20日
NBC Nightly News with Lester Holt「New technology aims to lessen impact of potholes on cars.」4月28日
また、直近に次の記事もある:
「Seeking a Smoother Ride, Whether You Drive or Your Autonomous Car Does」 New York Times 5月3日(三記事のうち最も詳しい)
「Massachusetts-based startup ClearMotion wants to smooth out your self-driving car experience」 BusinessInsider 4月30日
「Magic carpet ride: A new type of smooth car suspension」 The Economist 3月15日
なお、ClearMotion関係者は、以下のようにも述べている:
- Change the Ride: 新幹線のような乗り心地で、これまでとは異なる "車に乗る" 体験を、
- Living Room on Wheels: リビングルームで過ごすように、仕事をしたり relax したり、映画を観たりと、
- Improve The Quality of Time in Cars/Motion: 車内で過ごす人々の時間の質をより良くするために、
- Safety, Comfort, Performance: 安全性、安定性/心地良さ、性能の向上を念頭におき、
- Tire to Human: 道路からタイヤを通して車内の人へ与えるあらゆる影響を考慮し、Bridgestone と共同開発をし、
- The Most Advanced Ride on Earth: (これまで大手自動車業界各社が何年もかけて大苦戦してきた分野において) 最も先進的な高度な (サスペンションの) 技術を開発し、
- Full Cancellation: それだけではなく、タイヤから振動の伝わる車のシートの改善にも着目し、(イヤホンの Noise Canceling で圧倒的な地位を誇る BOSE の同技術を活用して自動車業界で長年挑戦し、既に US にて25,000台のトラックに活用されている技術を提供する運動制御部門を昨年買収し) 車内で起こるあらゆる振動やそれに伴う問題の改善 (車酔いや長時間運転のトラック運転手の健康問題の改善) を目指し、
- RoadMotion Cloud Platform: あわせて、正確かつ詳細な道路情報を収集することで、目先の車本体の改善だけではなく、長い目で時間を要する道路補修工事の面も含めて、人の生活をよりよくすることに貢献すべく、社会に用途を give できるよう取り組んでいる。