アジア・アントレプレナーシップ・アワード スタートアップ英語ピッチコンテストの波
アジア・アントレプレナーシップ・アワード2015に足を運んだ。秋葉原から30分強のKOIL柏の葉オープンイノベーションラボで開催の、アジア各国からスタートアップを募ってのall in Englishのコンペティションで、今年で4回目になる。
結果発表での審査員の面々のコメントが驚くほどポジティブだったが、ファイナルに残った8チームのレベルは高く、また各国から集まった多様性・ユニークさにも目が引かれた。審査員のひとり、石倉洋子さんと会場で立ち話したが、彼女のブログに感想が書かれている。
アジア・アントプレナーシップ・アワード2015 | 石倉洋子の公式ウェブサイト
NESスタートアップコンペティション、SLUSH Asia、インターナショナルビジネスモデルコンペティションと、all英語のスタートアップのコンペティションに参加が続いた4-5月だったが、これは一つの重要なうねりになるだろう。
しかし、アジア・アントレプレナーシップ・アワードでは、これまで日本勢は劣勢だった。二回目で優勝をさらったが、全般的には海外勢に圧倒されっぱなし。日本のスタートアップはプレゼンが下手だし、覇気も見劣りした。今回は、ファイナル8社に日本勢1社がなんとか残った。そして結果は、その株式会社サイフューズ(生きた細胞を3次元積層する独自の「バイオ3Dプリンター」の開発)がグランプリに。口石幸治(代表取締役社長)氏の受賞後のスピーチも堂々としたイカしたものだった。
メンターセッションなどトレーニングを受ける機会もある3日間を経て勝ち残ったスタートアップは、いずれも光るところがあるものだった。写真は、第3位のSoft Space Sdn Bhd.(マレーシア;デジタル決済ソリューション)
日本のスタートアップも、アジア勢に負けず、英語で国際舞台にどんどんチャレンジしてはどうだろう? 期待を上回る収穫があるはずだ。
<2015について>
Tech in Asia記事|Japanese startup that can 3D print human tissue takes home top prize at the 2015 Asian Entrepreneurship Award
<2014について>
アジア・アントレプレナーシップ・アワード2014〜大会レポート〜 |HuffPostJapan