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学びのパワースポット 弘道館 での京都D-Schoolは素晴らしかった

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江戸中期の儒者皆川淇園の学問所「弘道館」にて、京都D-Schoolを覗かせていただいた。今回はプログラムの中の「9/27(土)心の時代にモノを売る」というもの。ワクワク系マーケティングの小阪裕司先生と弘道館の中心人物である太田宗達氏のレクチャーにワクワクしてしまった。

京都D-School(ビジネス総合力養成講座)は、京都高度技術研究所(ASTEM)によるもので、弘道館とのコラボなど"ならでは"の創造的でユニークな企画と、実践性が特徴だ。そしてASTEM更田さんの個性と人のつながりで集まる講師陣や(小生のような)応援団が面白い。

この日の講義は、小阪節というかふんだんに刺さる事例を織り交ぜながら、売る・買っていただくには何をするべきか、科学的かつ実証的に本質を追求した内容。そして、実際に受講者が売る商品について、太田宗達氏が世界広しと言えどこの博識にかなう人がいようか、いやいない、という圧巻の語りをぐいぐいと展開してくれた。足を運んでよかったと感じたプログラムだった。

これは弘道館という学びの場との組み合わせがプラスに働いたと思う。弘道館は、「江戸中期の京都を代表する儒者・皆川淇園(みながわきえん/1734-1807)が創立した学問所 です。淇園は開物学という独自で難解な学問を創始しましたが、詩文や書画にも優れた風流人で、門弟3千人とも言われました。 建造物保存とともに、弘道館址地辺に建てられた石碑にちなみ、現代における弘道館の再興をめざして、有志による活動を行っております。」という、歴史的な学びのパワースポットだ。
 

Photo 太田宗達氏と受講者

学びの後は、小阪さん、更田さんに有斐斎弘道館の理事長・濱崎加奈子氏、翌日レクチャーのライティングデザイナー中野巧氏、鹿庭江里子(CTW表参道ディレクター、フォトグラファー)らが加わり、とりわけ楽しい夕食会を楽しませていただいた。感謝です。

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