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311から3年 TOMODACHI × ビヨンドトゥモロー に参加して

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このところ311近くの土日は被災地に「ITで日本を元気に!」(参考…『「ITで日本を元気に!合宿2014」メンバーによるSNSへの情報発信まとめ(その1) 』)で行ってたのだが、今年は東京で「TOMODACHIビヨンドトゥモロー・グローバル・リーダーシップ・アカデミー2014」の昼食+発表会に参加した。

東京アメリカンクラブで3月9日に開かれたこの会。学生の代表が、被災の体験談とともに、米国での短期留学での自己発見と将来への展望を語る姿に、二度感涙して始まりました。

ビヨンドトゥモローとは、被災した若者たちへのリーダーシップ支援の組織で、東日本大震災における震災孤児や震災遺児をはじめとした被災児童に対して、次世代を担うリーダーやスペシャリストとなる人材となるための支援プログラムを提供している。震災で親を亡くしたり、家を失うという壮絶な体験をしても、「将来は世界に貢献できる人間になる」と、グローバルな領域での活躍を志す学生たちを支援。具体的には、高校生の進学、それも海外への留学などをサポートしている。

米国政府および米日カウンシルが主導する官民パートナーシップである「TOMODACHIイニシアチブ」との連携の下、被災した高校生を東京に招待し、グローバルな諸問題について考え、自らの今後の役割を考えることを目的とした2泊3日のプログラムを行った。東北だけでなく、ハイチなど他の被災地の問題を理解しそれを解決するアイデアを考えさせるなど。

小生は、Wharton Global Forum 2013のコミッティーメンバーであり、Wharton Schoolからビヨンドトゥモローへの寄付を先導したことから、本会に呼んでいただいた。参考:Wharton Club of Japanブログ

Dscn7906 かつて小生とボストンコンサルティング東京事務所での同僚だったカート・トン首席公使 Deputy Chief of Mission Kurt Tong が挨拶。小生は個人的に「久しぶり!素晴らしいプログラムをありがとう。」と言葉をかけました。

Dscn7920 小生が着いたテーブル。この高校生たちが後ほどチームの提言をプレゼン。女子の方が応募が多かったそうで、男子は生命エネルギー負けてるとここでも思い…でも、みんなギラギラしてないくて、素朴というか素材そのままのよさ…伸びシロ大という印象。会社つくるときは相談にのるよと言うと、素直に喜んでるのが嬉しかったです。

Dscn7932 各チームのプレゼンテーションともよかったです。「私達には救える命がある」…家族を失った学生も多い中、そこから将来に向けて育って行く姿はじんとくるとともに、こちらも触発されます。

Dscn7970 「風化を防ぐ」…大災害が忘れられていく現象は世界共通。ほとんどのチームがこの問題を取り上げました。小生もできるとこはやりたいです。

Dscn7986 終わりに全員で合唱。前列に座る安倍首相夫人は、いっしょに歌っておられました。

こうした活動への参加は、被災した子供たちだけでなく、自らをも助く、と再認識した集いでした。

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