昨日の記事「海外を目指すスタートアップ必見!本荘修二氏が考える、英語ディベートで勝つ3つの仕込み」への補足
3月17日にbtrax(SF Japan Nightなるコンテストもやってる)主催「The Future of Language Learning」@八重洲のパネルに登壇させていただいた。
で、昨日、エンジニアtypeの記事「海外を目指すスタートアップ必見!本荘修二氏が考える、英語ディベートで勝つ3つの仕込み」がアップされたので、あれっこんなこと言ったっけという気もし、補足と言うか、ちゃんとよく分かるように解説をしておきたい。
まず、本記事の内容の前に、言ったこと=目的や目標をしっかり持つこと。なんとなく英語を学ぶ、なんてのは続かないし、例えばビジネスに使うなら、それにフォーカスすれば上達は速い。懇親会でも、あらためてこの点は大切と、参加者が再認識したようで、当たり前ながら大切な基本ですね。
ちなみに、参加者からビジネス英語の習得に役に立つものはありますか?と聞かれ、関谷英里子さんのコンテンツをお勧めしておいた。
エンジニアtypeの記事では、
【1】とにかく話すこと
【2】日本語で主張する練習をすること
【3】英語圏出身のスタッフを採用する
と記されているが、これらは複数の質問への複数の発言をつなげたもの。
【1】は英語習得の基本というか当たり前。
【2】は、日本語でのコミュニケーション力がイマイチだと、英語ではなおさらダメ。ならばまず母国語でのコミュニケーションがちゃんとできるように鍛えましょうということ。
【3】は別の話。このくだりは、日本からシリコンバレーに行く起業家もいるが、マーケティングがうまくできないようだが、どうすればよいかといった質問に対して、英語が下手な日本人が努力しても時間がかかるから、ネイティブの人材を採用してマーケティングを担当してもらった方が現実的、と答えたのでした。
そういう人を採用するため、よい人材を惹きつけるために、自分のスタートアップそして自分自身がオモロイ、魅力的だと思ってもらう英語でのコミュニケーションは必要、と述べた。
ということです。ま、記事が間違ってるわけではないですが、誤解無きよう補足します。
それから、懇親会でもいいね!を何人からかいただいたのが、ライフハックというか生活の知恵=海外出張前に、英語で自社・自己・商品・技術などの紹介とか話そう聞かれそうなコンテンツを英語で書いて暗記して話す練習をしておけば、とりあえずしのげる、ということ。英語が下手な人でも、ビジネス出張の場合、話題は限られるから、まあこれだけでもサバイバルできるかと。でも、こうしたちょっとした努力を怠っていることが多いんですよね。
エンジニアtypeの編集に感謝したいのは、最後に一言のコーナーで小生が引用したダライラマ法王の言葉「日本の若者よ、英語ができるようになって世界に貢献せよ!」を書いていただいたこと。ありがとうございます。
なお、イベント前に竹村恵美さんとFacebook上でやりとりがあったんですが、本イベントのフルタイトルは「日本の英語教育の遅れを取り戻せ!「The Future of Language Learning」 Edu × Tech」なんですね。これEduTechで日本の英語教育の遅れが取り戻せるかのようにも読めるんですが、上で指摘したように目的やヤル気の方が先で、それを持つようにinspire and be inspiredが根本なんですね。上にあげたtipsも、ヤル気があれば言われなくても実践してます。そういう人が連鎖・増殖するinspireサイクルが盛り上がるのが、エコシステムの視点から望まれます。
三重綾子@Japan Times(右)さん、司会おみごと(ちゃんと準備されてるのがまたプロ)。
photo by cooori
古巣のセガOGも来てくれてご挨拶。
photo by cooori
btraxさん、運営・スポンサーさん、登壇者の方々、参加者のみなさん、エンジニアtypeさん、どうもでした!
エンジニアtypeには、起業家、スタートアップ界隈の方に向けたこんな連載もあり「btrax CEO Brandonのシリコンバレーの気になる話題まとめ」