New Context Conference 2012 初日(2) eコマース
New Context Conference 2012 Tokyo eコマース・トラックのセッションについて。
■New e-context 決済とECの新たな潮流と未来
スピーチ
沖田 貴史(ベリトランス株式会社)
パネルディスカッション
林 智也氏(東日本旅客鉄道株式会社)
磯部 俊宏氏(株式会社セブン・カードサービス)
上山 政道氏(株式会社イオン) 宮沢 和正氏(楽天Edy株式会社)
岩崎 純氏(iResearch Japan株式会社)
沖田 貴史
沖田氏:米国は決済会社やメガベンチャーが決済に・・・買収期待で決済ベンチャーが増加。
沖田氏:ネットでの決済電子化率は5割、リアルの電子化率は2割。PCI-DSSなどセキュリティはネットでは常識だが、リアルではセキュリティが甘い。つまり、リアルは遅れている。これは機会ととらえられる。
林氏:スイカの板(カード)とケータイアプリ=モバイル・スイカは異なり、エアでチャージやチケット購入ができる。モバイルの活用。
上山氏:イオンはシニア市場に熱心に取り組む
宮沢氏:iPhone対応もする予定。NFCはVISA/Masterの規格に対応すべく、タイプA/Bにも対応するでしょう。
iPhone5はNFCなく残念…アップルは世界を変える機会を逃した。二次元バーコードじゃないでしょう、タッチ&ゴーもできない。
これらの議論に加えて、アジアの他の国が決済インフラが未整備なこともあり、決済の事業機会は大きいと感じた次第。
また、単なる決済に加えて、マーケティングのツールでもある(ポイント、データ収集と分析とプロモへの活用)。なお、ポイントはエコシステム戦略化(連携)が進む。ちなみに、ANAのポイント8億円/月が動いてるとか。
■リアルとサイバーの融合 ますます期待が高まる”O2O”。今後さらなる加速が予想されるリアルとサイバーの融合を、広告と決済の両面から考えます。
スピーチ
結城 晋吾氏(株式会社カカクコム) 「O2Oと価格比較サイト」
グルーポンで注目度が上昇したO2Oだが、いまホットなのはオンライン→オフライン。
O2Oは大きな潮流だが、リアルのマーケティングの限界が背景にある。しかし、オフラインの計測は困難…これまでのリアルを踏襲して、「厳密なコンバージョン計測を求めない広告主であって欲しい」とのコメントには笑ってしまった。でも、言うとおりなんですよね。