コミュニケーションをスキルや会社の課題としてとらえる時機
この数日、企業・組織・人材の課題としてコミュニケーションについて考えることが多かった。
①大学教授との会話
ある女子大の先生と話したが、コミュニケーション力が実に差をつけていると再認識。キャバクラでバイトしている生徒は、企業面接の突破率が極めて高い。かたや、無頓着でどこにも受からない、さらにはそうした活動のファイティングポーズすらとらない生徒も多いという。
昔は、学生はそんなことできなくてもしょうがない、と企業も思っていたが、いまやそうとはいかない。国際化やらなんやらで、コミュニケーションの要求度も上昇している。おまけに不況で即戦力を臨んでいる。平均値は低下するが、requirementは高くなっているのだ。
②落語
高城幸司さん・祐川京子さんに声をかけていただき、お酒と落語の会に行った。奥多摩の地酒「澤乃井」が実にうまかったが、柳家喬太郎(やなぎや きょうたろう)さんの落語は本当に涙が出た。
企業講演で引っ張りだこの方で、落語を勉強している人がいるが、いやこのコミュニケーション・スキルはすごい。講演はもちろん、ビジネスなどの局面で役に立つこと間違いなし。
③人事誌への寄稿
人事の専門家ということでもないのだが、人事系直球勝負の専門誌「人事実務」から原稿を依頼された。もうすぐ出るが、結局はコミュニケーションを主題に。編集の方も、なるほどとの反応。この辺は、課題と認識されはじめているのだ。
しかし、案外とないがしろにされている。個人でも企業でも。
ここで、原点から見直し、コミュニケーションの力をつけ、強い人材と組織を開発することに努力をしてみてはどうだろう!?
社内コミュニケーションについては、ご参考の連載はこちら:
→ 本荘修二の実践講座! 社員を動かすウェブ