簡単なのに複雑化していたJAL問題への解決策
みなさんHoliday seasonモードになってるので、IT以外のテーマをひとつ。
「財務相のJAL向け融資・政府保証見送り表明、揺らぐ政府方針めぐり思惑交錯」
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK034318520091223
で、色々騒がれているようだが、やっとマトモな解決策に向かおうという流れがみえてきてホっとした。
小宮一慶の「スイスイわかる経済!“数字力”トレーニング」
政府はJALを救うべきか?
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091009/187853/
でも指摘されているが、一旦は破綻処理するのがロジカルな選択だ。最近のGMもだし、米国の大手航空会社も2002年にユナイテッド航空、2004 年にUSエアウェイズ、2005年にデルタ航空とノースウエスト航空が「チャプター11」(米連邦破産法第11章。日本でいう民事再生法)を申請した。これは給料や年金等の減額にも寄与した。
銀行を保護するために税金を投じることの懸念と、きっちり処理せずに再建をめざすことの困難さからしても、これまで議論されてきた案は適切ではない。前原さんが集めたチームも、こう結論しなかったのは不思議だ(もっとも小生は内情は知らないが)。
ソフトランディングは、かえってハードランディングを招くだろう。
なお、表題の「簡単なのに」はsimpleということでeasyの意ではない。
また、国鉄の民営化からも学ぶことは多々あるはず。国鉄→JRは頑張ったと思います。組合やOBの抵抗も、JALの比じゃなかったでしょうし。
ちなみに、国鉄OBの社長が再建した りそな銀行の例もあるが、従来と決別できるlogicalでdeterminedな行動が求められるでしょう。
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