HOME'Sマーケットレポート 2011年7月度 首都圏
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7月分のHOME'Sマーケットレポートを発表しました。
賃貸市場の通例ですと、首都圏全体や各都県の平均坪賃料という統計データは、繁忙期前に上昇し、繁忙期後半で下落します。そして閑散期の間、ゆるやかに上昇と下落があります。
今年も賃貸市場では同様の動きを示しており、リーマンショック以降の通例の動きと言えそうです。
動きが少なく業務に余裕がある夏~秋ですので、家主様と賃料や管理についてより長期的視点に立った話し合いの機会ではないでしょうか。
先日最高裁判所で更新料が有効となる判決が出されましたが。現状が追認されており急激な変化は無いと思われますが、更新料の有無や多寡が物件選びの一要素に浮上する気配があります。
詳しくは弊社報告をご覧ください。
流通市場では、マンションがの平均坪単価上昇が見られ、例年通り夏休み前のプチ繁忙期といった状況です。
一戸建てや土地でも問合せ物件の平均価格はおおむね上昇しています。
首都圏賃貸マンション掲載物件の平均敷金は、15ヶ月連続で対前月比下落しています。首都圏賃貸マンション問合せ物件の平均敷金と平均礼金は、対前月比下落が6ヶ月継続しています。
首都圏賃貸アパート問合せ物件の敷金0物件割合、礼金0物件割合、敷金礼金0物件割合は、対前月比上昇が5ヶ月継続しています。
首都圏マンションの平均坪賃料は、すべての都県で対前月比下落しています。アパートでは、東京都の平均坪賃料は対前月比▲0.1ポイントで、各都県中唯一下落しました。
神奈川県マンション賃貸物件の平均賃料は、対前月比+0.4ポイントで、各都県中唯一上昇しました。東京都アパート賃貸物件は、対前月比下落が11ヶ月継続しています。
首都圏のマンションとアパートの平均敷金は、全ての都県で対前月比下落しました。千葉県マンションの平均礼金は対前月比+0.5ポイントで、各都県中唯一上昇しました。首都圏アパートの平均礼金は全ての都県で対前月比上昇しています。特に顕著なのは埼玉県で+3.7ポイントでした。
首都圏流通マンションの築10年未満掲載物件では、平均坪単価と平均価格の4ヶ月続いた対前月比下落が止まり、上昇しています。首都圏流通マンションの問合せ物件は、築10年未満、築10年以上ともに、平均坪単価が対前月比上昇し、平均価格が対前月比下落しました。
東京都流通マンションの築10年以上掲載物件は、平均坪単価が7ヶ月連続の下落がとまり、上昇しました。神奈川県流通マンションの築10年以上掲載物件は、3ヶ月続いた平均坪単価と平均価格の上昇が止まり、下落しました。千葉県流通マンションの築10年未満掲載物件は、平均坪単価、平均価格が5ヶ月連続で下落しています。築10年以上掲載物件も平均坪単価と平均価格の下落が3ヶ月続いています。
埼玉県流通マンションの築10年以上問合せ物件では、平均坪単価、平均価格ともに対前月比で2桁ポイントの上昇となりました。
首都圏流通一戸建ての築10年未満掲載物件は、4ケ月連続で対前月比上昇していた平均価格が下落しました。首都圏流通一戸建ての築10年以上掲載物件は、平均坪単価が7か月連続で対前月比下落しています。
首都圏流通一戸建ての問合せ物件は、築10年未満、築10年以上ともに平均価格が対前月比上しました。
東京都流通一戸建ての築10年未満掲載物件は、4ヶ月続いた平均坪単価と平均価格の対前月比上昇が止まり、下落しています。埼玉県築10年以上掲載物件では平均坪単価と平均価格の上昇が3ヶ月継続しています。千葉県築10年未満掲載物件では平均坪単価の対前月比下落が3ヶ月続いており、築10年以上掲載物件では対前月比下落が4ヶ月続いています。
東京都流通一戸建ての問合せ物件は、築10年未満が平均坪単価、平均価格ともに対前月比下落し、築10年以上が平均坪単価、平均価格ともに対前月比上昇しました。千葉県は築10年以上で、平均坪単価が対前月比+14.8ポイントと2桁ポイントの上昇です。
首都圏流通土地掲載物件の平均価格は、対前月比下落が12ヶ月継続しており、対前年比では▲15.7ポイントです。首都圏問合せ物件の平均坪単価は対前月比+11.8ポイントでした。
東京都流通土地掲載物件の平均価格は、11ヶ月続いた対前月比下落がとまり、上昇しました。千葉県の平均価格は対前月比下落が7ヶ月継続しています。
各都県の流通土地問合せ物件の平均坪単価と平均価格で、対前月比増減が顕著なのは、東京都平均坪単価の対前月比+5.6ポイント、神奈川県平均価格の対前月比▲11.8ポイント、埼玉県平均価格の対前月比▲7.9ポイント、千葉県平均坪単価の対前月比+13.7ポイント、千葉県平均価格の対前月比+6.3ポイントでした。
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