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新スパイダーマンの特報、いいネ!

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 今度のスパイダーマン映画では、観客がスパイダーマンになる。それがマーク・ウェブ監督の作戦だ。ウェブで公開された特報のポイントは、スパイダーマンになったピーターの<主観映像>。スパイダーマンになったとき、世界はどのように見えるのか、今回の映画はそれを観客に体験させようとするのだ。

 今度の監督、マーク・ウェブは「(500)日のサマー」で、恋する気持ちのアレやコレやを胸キュンに描いてくれた監督なので、ピーターと、今回のヒロイン、グウェン・ステイシーのほのかな恋はもう、絶対キュンキュンできるに決まっているわけだが(もう、特報のUKギタポ系音楽もばっちり)、心配だったのはアクションがどうなるかだった。

 というのも、なにしろ、サム・サイミ監督の「スパイダーマン」シリーズのすばらしさは、感動のドラマと並行して、ビルの谷間を弾力性のあるクモの糸にぶら下がってビュンビュン飛んでく、あのスウィング感の至福感、高揚感を、ほとんど身体的体験といっていいリアルさで体感させてくれたことにあるんだから。

 しかし、今回の予告編第1弾を見る限り、マーク・ウェブ監督は、この「スウィング感」の重要性を充分意識している。それを実現するために彼が考えた作戦が、<主観映像>なのだということがよく分かる。

 では、その効果のほどはどうなのか? それを確認するには、やっぱり本編を待つしかない。全米は2012年7月3日公開。きっと日本も同時公開だろう。マーク・ウェブ監督版、今のとこ、期待大。


「アメイジング・スパイダーマン」特報
http://www.theamazingspiderman.com/

「(500)日のサマー」
http://movies.foxjapan.com/500daysofsummer/

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