仲間内で「先生」と呼び合う人たちへ
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日本には便利な敬称があります。
それは、「先生」です。
指導を受けている教育者や医師、師範や専門家に敬意を込めて呼ぶ──本来はそういう言葉です。
ところが世の中には、仲間内で「先生」「先生」と呼び合う奇妙な人たちがいます。
「先生ごっこ」という儀式
政治家、教師、医師、弁護士......肩書きの世界では特に顕著です。
お互いに「先生」と呼び合えば、なぜか自分まで偉くなった気がするのです。
不思議なことに、上下関係を確認するのではなく、むしろごっちゃにして安心しているようにさえ見えます。
要は、自分の権威を演出したいだけのように推測されます。
我々一般人からすると、
「私たちは特別な集団です」とアピールする安っぽい儀式にしか見えません。
それは厳しい言い方をすれば、一種の学芸会のようにも見えます。
つまり彼らは、
ただの寄り合いなのに、なぜか"先生役"を演じている人たちなのです。
また、それを自覚できていないあたりが、いっそう不思議な集団に写ってしまいます。
本当の「先生」は、先生と呼ばれなくても「先生」
敬意というものは、肩書きや互いの呼び方で決まるものではありません。
本物の先生は、わざわざ「先生」と呼ばれなくても心から敬われるものです。
そして、誰からでも自然に「先生」と呼ばれることでしょう。
したがって、仲間内での「先生ごっこ」はただちにやめるべきでしょう。
少なくとも、
見ているこちらが赤面せずに済むように、
すぐに始めて頂きたいものですね。
(^_-)-☆
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