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我が国は現在、閉塞感が漂っているとよく言われていますが、実は、よく観察すると、新しいビジネスチャンスがあふれかえっています。それを見つけて、成功させるコツとヒントをご紹介します。

withコロナの覚悟

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お盆の夏季休暇も終わり、ビジネスの世界はさっそく再稼働したわけだが、この7月から再び顕著になったコロナの流行はまだまだ強いままである。多い日では1日での感染者数が東京では400名超、大阪でも200名超となり、もう誰がどこで感染しても不思議ではない状況になりつつある。クラスターについても、いつどこで発生してもおかしくない状態なのであろう。

たしか夏季については、コロナの流行はひと休みするだろうという希望的観測があったように思うが、そのような淡い期待はあっさりと裏切られた格好だ。おそらく、いったんこの流行の波が収まったとしても、この秋冬にはかなりの覚悟で臨むしかない状況になることが予想される。

現状、政府は経済を回しながら、コロナの流行を最低限に抑えようとしているように見える。ほぼクルマのアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものだ。今の流行は、この冬春に比べてまだ重症化率が低いのが救いだろうか。。。

さて、どちらにしろこの夏季の状況を踏まえ、ワクチンや治療薬が開発され十分に供給されるか、あるいはコロナが指定感染症から外される(または指定レベルが下げられる)まで、我々は「withコロナの覚悟」を再び強くしなければならない。
いま我々に求められているのは、自衛の再確認だろう。ひとりひとりがコロナに感染しないよう最善の注意を払う必要がある。この積み重ねが、社会全体の感染を抑えることに繋がるだろう。

それから大切なことは、「悪者」を作らないことである。現状、感染者あるいはクラスターが起こった施設は、まるで犯罪者であるかのように非難にさらされる。そして、感染者及び施設からのコメントは「謝罪」ということになっている。わざわざ感染する目的で行われたというコロナパーティの類の参加者でもない限り(実存には疑問もあるが)、いくら注意を払っていても罹患するものは罹患してしまうのが感染症というものだろう。「悪者」を非難して留飲を下げている暇はなく、どのような状況で感染が起こったのか明確にし共有することが大切である。

1日も早いコロナ禍の終息を願って、ここに「withコロナの覚悟」を改めて記すことにする。

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