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正しく評価されなくてはならない佐藤琢磨の2度目のインディ500優勝

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佐藤琢磨が、アメリカインディアナポリス・モータースピードウェイで行なわれた第104回インディ500において2度目の優勝を飾った。モータースポーツ界にすれば、これはものすごい快挙である。インディ500は、F1のモナコGP、ル・マン24時間レースと並ぶ世界三大レースに数えられる競技である。そのレースに一度ならず2度目の優勝を果たしたのだから、お見事というほかはない。MLBでいえば優勝してMVPを取るようなものだし、ゴルフならば4大メジャーのひとつに勝利するようなものである。

しかしながら、我が国のニュースでの取り上げ方はそれほど大きなものではない。MLBで大谷翔平が20打席無安打と打撃不振に陥っているのと同等程度の扱いである。モータースポーツは野球に比べて人気がないと言ってしまえばそれまでだが、ひとりの日本人が海を渡り、F1では満足な成績を上げられずインディーに移籍し、苦労と努力を重ねて勝ち取った栄光である。もっと大々的にニュースとして取り上げ、その栄誉を称えてもいいのではないだろうか。

この事例と同じく、ゴルフ界においても同じような選手がいる。それは、2013年シニアツアーの四大メジャー競技のひとつ全米プロシニアゴルフ選手権に勝った井戸木鴻樹である。これも、ものすごい快挙である。シニアツアーとはいえ、メジャー競技に初めて日本人が勝利したのだ。しかしながら、このニュースの扱いもそれほど大きいものではなかった。それどころか、昨今この勝利について語られることも少なくなっているような気さえする。ご本人には悪いが、井戸木鴻樹はそれほど有名なプロゴルファーではなかったことが影響しているのかもしれない。だが、こちらも日本のゴルフ界にとってはエポックメイキングな出来事なのだから、もっと大々的にニュースとして取り上げ、その栄誉を称えられてもよかったはずである。

このようにニュースの宿命として、読んでもらってこそニュース、注目してもらってこそニュースという特徴がある。だから、つまらない内容の記事であっても人目を引くのであれば、大々的にページを割くのである。大々的にページを割く以上、そこには尾ひれ背びれが着いて来る。そうなるとニュースで信じられるのは、ベタ記事部分のみとなるのではないだろうか。。。

おっと、随分と話が逸れた。
ともかく、佐藤琢磨選手、2度目のインディ500優勝おめでとう!
それから、随分遅くなってしまったが、井戸木鴻樹選手、全米プロシニアゴルフ選手権優勝おめでとう!
(敬称略)


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