Jobsがこの世から去って思うこと:
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多くのコンピューターキッズと同様、ぼくも痛烈にJobsに影響を受けた。初めてC言語を覚えたのはMacのLC630だった。それまでMSXとかPC98だったから、カルチャーギャップがひどかった。Inside Macintoshが非常に哲学的で感銘を受けた。他社のSDKはAPIの説明ばかりだが、Macのものは設計思想や美しいソフトウェアについての記述が多かった。今でもその影響は続いている。
Appleの製品で最も影響を受けたものはMacではなく、Think DifferentというAppleのCMだった。たしか、大学生くらいのときくらいに、これを読んで、脳みそをぶったたかれたような気分になった。
クレージーな人たちへ
クレージーな人たちがいる。
反逆者、厄介者と
呼ばれる人たち。
四角い穴に、丸い杭を打ち込むように
物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。
彼らの言葉に心をうたれる人がいる。
反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。
しかし、彼らを無視することは誰にもできない。
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。
彼らは発明した。創造した。
人の心をいやし、奮い立たせてくれた。
彼らは人間を前進させた。
彼らは人と違った発想をする。
そうでなければ、何もないキャンバスの上に
芸術作品はみえてくるだろうか?
静寂の中に、今までにない音楽が聞こえてくるだろうか?
私たちは、そんな人たちのための道具を作る。
クレージーと言われる人たちを、私たちは天才だと思う。
自分が世界を変えられると
本気で信じる人たちこそが、
本当に世界を変えているのだから。
Think different.
冷静に読むと、これは、完全にjobsの人生そのものに思う。Wall Street Journalによると、この文面はjobsがある程度文案を書いたようだ。
自分の会社名の由来を聞かれても、説明するのが面倒くさいので、説明したことは無かった。
ありがとう、Jobs。
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