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書籍「元ヤクザ弁護士」を読んだ

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書籍「元ヤクザ弁護士」を読んだ。内容はタイトルのまんまの本。軽くてよかった。

20代を闇金とシャブ売りで過ごして、シャブ中毒になって、逮捕されて精神病院に入院して、退院後に司法試験に一発合格した人の話。シャブで脳がスカスカになっても司法試験に受かるのがすごい。

前半は闇金業とシャブの話。大学中退して闇金になる。闇金は返してくれない人が多すぎるので、いうほどもうからない。シャブの方が儲かるという話を書いてる。かなりシャブ売りの末端の生々しい話が多い。シャブの味見をしているうちに、完全に重度の覚せい剤中毒になって逮捕され、精神病院送りになる。

後半は実家に帰って、勉強漬けの毎日を書いている。具体的な勉強法をつらつらと書いており、勉強になる。択一や答練の勉強について書いており、前半との違いに驚く。宅建1回受験で合格し、司法書士2回受験、司法試験一回受験で合格。 宅建と司法書士に受かるたんびにシャブを打ってたと自供してる。もう時効だからだろう。シャブは昼間に打ったらまだ、やめれると公言している。すごいな。大丈夫かいな。

ただ、司法試験に受かって司法修習生を終えても、経歴の問題で弁護士登録時の審査がなかなか通らず、半年ほど余計に苦労したようだ。何年もかかって司法試験うけて、長い司法修習生を終えて、最後の最後に経歴審査があるんやね。 大平光代の本の影響をかなり受けている。しかし、前半のシャブ売りが生々しくて、本人もかなり好きでやっていた感もある。編集がよくないのか、非常に文体と内容が軽い。だから、大平光代の本ほどヒットしなかったのかもしれない。

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