【書評】「ChatGPTによるプログラム制御入門」を読んだ。すごい本だ
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pythonのコードの中に、ザシュッ!とか、ボワッ!とか、謎な文字列がコードの中に出てくる。
こんなコードが4-5ページ続く。笑うしか無い。「オリジナリティのあるモンスターを考えてください」とかすごいなぁ。
もしかすると、未来のゲームプログラミングは戦闘シーンが「キンキンキンキン!」などの擬音だけで終わるのかもしれない。
そんなインパクトのある技術書「ChatGPTによるプログラム制御入門」を読んだ。すごい本だ。
数あるaiの本でこんなに笑える本はなかった。コンピューターが自然言語を理解した時、プログラミングはこうなるのかと思った。
何をやっているのかというと、RPGの戦闘プログラムをchatgptで実装するサンプルコードだ。
敵の画像、敵の名前、攻撃力やHP、効果音、特殊攻撃の名前と確率、攻撃や特殊攻撃の計算式、地の文などなどを、つどつどchatgptに考えさせるというものだ。
戦闘シーンのメインの部分やUIなどは、普通に人間が実装する。
古くから技術書の著書が多い坂本俊之氏の中では結構、異色で面白すぎる。表紙がめちゃくちゃ堅そうなのに、中身は「ザシュッ!」である。
ただ、プロンプトエンジニアリングの嵐なので、技術的にためになるかと言われると悩む。ただ、会社のお金で買って、エンジニア同士のネタで読むと面白いと思う。たぶん。
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