清水由貴子さんの死で想うこと
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欽ちゃんバンドの清水由貴子さんが自殺したというニュースが入り、昔の欽ちゃんの番組の事をいろいろ思い出しました。インターネットやブログメディアなんぞない時代、笑いもシンプルでよかったなあ。欽ちゃんバンドは、下手くそなバンドが、もめたり仲良くなったりという、日常の会話そのものの中にあるほのぼのとした笑いでした。インターネットの時代になって、笑いが変わった気がします。情報を活用して、いかにシニカルに斜め目線で切っていくかみたいな笑いが増えてきたように感じます。情報ベースなので、笑えないのを気にしてる自分もいる。笑うのにも疲れる時代ということなのでしょうか。
今回のニュースには同時に介護の厳しい現実があります。自殺した清水さんの傍らには車椅子に乗り呆然としていた母親がいたらしいのです。若くして父親を亡くした清水さんは、ずっと1人で家を支えていたらしい。母親の介護も相談する人もなく1人で頑張っていたのでしょう。私も、義父の介護を経験し、義父が他界したばかりなので、介護が家族に与えるあまりに大きな負担は人事ではない思いでいっぱいでした。
世界的な不況の話ばかり耳にする現在ではありますが、実は一番深刻なのは、”心の恐慌”ではないかと想いました。
Peace out,
Eric
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