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Social Good な企業とその取り組み #2:American Express

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このブログでも取り上げたことのあるAmerican ExpressのアメリカでのSocial Goodな取り組み、Small Business Saturdayは昨年の11月28日で6回目を迎えました。

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有名なキャンペーンなのでご存知の方も多いとは思いますが、American Expressが中小のお店の販促としてデザインしたものです。11月の最終金曜日はBlack Fridayとして、アメリカの国民がクリスマスギフトを購入する日として最も盛り上がるのですが、買う場所は大手の小売り店です。一方、週明けの月曜日はCyber Mondayと呼ばれ、AmazonをはじめとするECでの買い物が最も多い日なのです。American Expressは買い物の際にカードが使われると加盟店手数料収入が入るために両日はビジネス的にとても重要な日なのですが、中小の小売店やレストランも加盟店で、このセグメントの加盟店でも売上を伸ばすために考えられました。詳細は友人のブログに!

ここで素晴らしいのは単なるキャンペーンにせず、社会的な課題解決を組み入れたことです。日本も同様ですが、中小のお店の売上は年々減っていき、地域課題にもなっています。American Expressはここに着眼し、クリスマスギフト購入で盛り上がる人たちに、金曜日と月曜日の間に地元の中小のお店でお金を落としてみんなでHappyになろうと訴えかけたのです。このキャンペーンはSocial Mediaをうまく活用しました。共感した人が#ShopSmallとともにキャンペーンを拡散し、更に多くの人たちが共感、共有しました。Facebookも協賛し、FB上での無料広告を提供したり、AmExもその日に購入した人たちにキャッシュバックも行ったりしました。

オバマ大統領も娘達と地元の本屋で買い物をしたり、超党派議員での賛同もあり、結果は多くの共感を得て大成功を納めました。第二回目にはカンヌでの賞も獲得しています。

そしてFacebookページは継続して運用され、毎年11月最終土曜日に向けてコンテンツが投稿されています。共感性の高いテーマのため一過性のものに終わらず、第六回目である昨年も一昨年に比べて中小のお店の売上が14%伸びたとのレポートがあがっています。

みんなが考えている社会的な課題解決をニーズにしたキャンペーンが如何に継続的に、如何に効果的にワークするかの事例です。

American Expressはこれにより中小の加盟店の売上増による加盟店手数料収入の増大、彼らからの信頼、そしてそのオーナーがAmerican Express カードを申し込むということにもつながり、大きなビジネス成果を得ることができました。生活者は地元というコミュニティの活性化という満足感を得ることができました。

共有、共感時代に於けるSocial Goodな取り組みだと思います。

第一弾の良品計画はこちら

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