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共創でマーケティングを変える!

エンゲージメント・マーケティング対談 良品計画 川名 常海氏

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TATEITO株式会社が提供するオンライン学習サービス「マナビトオンライン」で良品計画の川名氏をお招きし、エンゲージメント・マーケティング対談を行いました。これは私がご一緒にお仕事をさせていただいている方々とエンゲージメント・マーケティングについて語り合い、様々なノウハウを共有していこうという企画の第一弾です。(川名氏には以前にもこのブログに登場いただいております。)

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マナビトオンライン:エンゲージメント・マーケティング対談 良品計画編

エンゲージメント・マーケティングの定義は下記です。

顧客との絆を築き、ブランド進化・発展(のプロセス)に顧客を招き、継続的な参加を促し、共創を実現するマーケティング戦略 。エンゲージメント・マーケターは、顧客は単なるメッセージの受け手というより、積極的に製品やマーケティングプログラムの共創、ブランドとのリレーション強化・維持に参加するとの考えをベースにしている。(wikipediaに原が追記)

無印良品はまさにこの考え方を推進し業績を上げ続けている企業のリーダーです。これはもともと無印良品創業時からのこの考え方が企業カルチャーとして根付いているからです。今回ご登壇いただいた川名氏は、宣伝を経て現在はWebを中心とした無印良品ブランドのコミュニケーションをご担当されています。いち早く無印良品のブランド・コミュニケーションにソーシャルメディアを取り入れ、大きな成果をあげておられますが、基本にはエンゲージメント・マーケティングの考え方があります。

今回の対談では、エンゲージメント・マーケティングを紐解くには最良のテキストになっているのではないかと思います。単なる「How」でなく「Why」がそこにあるからです。無印良品(株式会社良品計画)の創業理念からコミュニケーションにおける考え方、そして実戦と「生きた」教材故の説得力あるものになっています。動画をご覧頂ければお分かりになると思いますが、無印良品の商品開発やコミュニケーションには一貫して「パートナーとしての顧客」の存在があります。いわゆるコトラーなどが提唱している「共創者としての顧客」との「Co-creation」がビジネス基盤となっています。まさにマーケティング3.0実戦企業と言えるでしょう。

「無印良品だからできる」とよく言われますが、その無印良品にも第一歩があった訳で、簡単にそのブランド作れたわけではありません。また、このアプローチがすべての企業にとって最良のアプローチとは言えないかもしれません。しかし、マス・マーケティングが以前ほど機能しなくなった今、彼らのアプローチは非常に参考になるものと思われます。

今後様々なエンゲージメント・マーケターにご登場いただき、それぞれの言葉でエンゲージメントについて語っていただく予定です。乞うご期待ください。

参考サイト:無印良品 くらしの良品研究所マナビト

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