PHPエンジニアさん、頑張って!
吉政さんの「オライリー様、業界著名人の方々と新会社発起人会設立の記者発表会を開きました」にある通り、昨日PHP技術者認定機構 発起人会の発足を発表いたしました。
ほかにもいくつかニュースで取りあげていただきました。
@IT「既存書籍を使い、受験料安く PHP試験が秋に開始、オライリー本が教科書」
CodeZine「設立準備が進むPHP技術者認定機構、9月にベータ試験実施を予定」
ITpro「日本独自のPHP技術者認定試験、オライリーなどがNPO法人設立し実施へ」
日刊工業新聞「PHP 技術者認定機構、PHP 技術者認定試験の運営母体設立に向け発足」
このPHP技術者認定試験、エンジニアのキャリアアップを支援していこうという願いがこめられています。そのためできる限りローコストで試験を提供することを目指し、既刊の書籍を主教材としていたり、試験開始当初はCBTではなくペーパー試験にしたり、受験の要件に認定コース受講を設けないなどしています(もちろん認定コースの受講後に受験すれば確実に合格できる可能性は高まるでしょう)。本人および所属企業の教育にかかるコストを下げることで、スキルアップやキャリアアップの一助としたい、促進したい・・という考えです。
そうしたエンジニアへの支援という側面から私も発起人として参加しています。Not・・はさておき、XMLやDatabaseではなくPHPで加山が参画するなんて不思議と思った人もいるでしょう。そういうわけなんです。↓は昨日の記者会見の様子です。オライリー社にて開きました。(すみません、吉政さんが隠れちゃいました!)
さてPHPですが、エンジニア、特にWeb系のエンジニアから見るとPHPは身近であり、また取得意向が高い部類に入ります。ちょっと古くて手前みそで恐縮ですが、@IT自分戦略研究所の読者調査「身に付けたいスキル、何ですか?(2ページ目)」では、「私はPHPのスキルがある」と答えた人は約8人に1人、そして「今後PHPスキルを身につけたい」と答えた人は約4人に1人でした。記者発表で出された想定PHP技術者総数および想定PHP技術取得希望者数はここから算出しています。
これだけPHPスキルを持つ(あるいはこれから持つ)エンジニアがいると想定できますが、今日本でPHPスキルを証明しようとしても実質的にはPHP試験の顔となるような試験がないのが実情です。実は世界的なPHP試験でZend PHP5 Certificationがありますが、認知度がそう高くありません。今回のPHP試験はこのZendの試験とは別に、日本独自の試験として準備し、普及を図ろうとしているところです。もちろんPHP.netからの了承も得ています。
より詳しい試験の内容、ベータ試験や本試験開始時期などは追って発表していくことになります。今は発起人会を設立し、仲間を増やし、詳細を煮詰めているところです。しばしお待ちを。この試験がPHPを武器にするエンジニアの役に立つようにお手伝いできたらと思っているところです。