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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

演劇台本作成AIにオリジナル脚本作ってもらいました

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演劇の街、日比谷が新たな演劇体験を提供しようとしています。

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東京ミッドタウン日比谷は5月1日~6日まで、「演劇×人工知能プロジェクト 演劇台本作成AI」をBASE Qにて開催します。今日は記者向けに先行体験会がありましたので、参加させていただきました。

こちらはAIを活用し、体験者オリジナルの演劇台本を作成するというものです。体験者は操作画面で性別、年齢、(脚本で使う)名前を入力し、続いて「決め台詞」となるフレーズを選択肢から選び、読み上げると、脚本ができあがります。

ベースとなる脚本は12通り。体験者が選んだフレーズと読み上げた声や表情から感情を分析し、それに合わせていくつかの単語や内容を当てはめていきます。

また入力の最後に目を撮影し、虹彩からグラフィックパターンに変換し、脚本の表紙に使います。

私の場合、決め台詞を選択肢の中で最も長いものを選んでしまいました。

「どんな言葉よりも貴方の瞳が、私を見つめる瞳が語っているわ」

これを5秒以内に読み上げないとなりません。初回は5秒で収まらず、テイクツーとなってしまい、台本が2つできあがってしまいました(本来は1つです)。比べて見ると、多少一人称や固有名詞が変わっています。

脚本を見ると多少違和感がある単語があるので、恐らくパラメーターで入れ替えている単語なのだと思います。今後辞書の精度を高め、表現を磨いていくのだと思いますが、取り組み自体は面白いと思います。AIでパーソナライズすること、また新しいエンターテイメントとして可能性を感じました。

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