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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

オライリー様、業界著名人の方々と新会社発起人会設立の記者発表会を開きました

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皆様、

おはようございます。吉政創成の吉政でございます。

昨日、標記の記者発表会を開催させていただきました。

新会社名はNPO法人PHP技術者認定機構を予定しています。現在は発起人会という会社設立の準備委員会が立ち上がっています。

このPHP技術者認定機構はPHPの技術者認定試験を運営する団体です。

Phplogo_2
ちなみにロゴはこんな感じです。PHPが世界中に普及することに貢献したい思いを込めて、地球を模しています。

とまぁ、ここまでは単なる認定試験が立ち上がるという話だけなのですが、この機構には志とちょっと変わったビジネスモデルが埋め込まれています。

この認定試験は、自社作成の認定教材を持ちません。市販本を認定教本に採用した国内最初の日本発民間IT認定試験なのです。

Phpgamen2010072301_2

上記のように、自社作成の認定教材を持たないと、認定スクールのコストを抑え、利幅を増やすことができます。これがひいては受講者の受講料金の引き下げにつながるのではないかと思い、このモデルを採用しました。

日本は会社のお金で会社の意向にあわせて勉強する人が多く、これがIT業界の活性化を阻む一因になっていると考えています。日本のIT教育の受講料金がもっと安くなり、スクールの利益も同時に向上できれば、だれもが気軽に自分自身の興味の赴くままにIT教育を受けられるようになるのではないかと考えています。

その実現のために自社作成の認定教材をやめ、市販本を採用した次第です。

こう説明すると単に「認定教材を市販本に変えたんだぁ~。」とだけ思われる方も多いと思いますが、これは運営者側にとってはかなり大変なことなのです。試験を運営会社の2大収入源の一つである認定教材を手放すので、究極なローコスト・オペレーションを実現しなければなりません。一方で試験自体は知名度も上げていかなければならないため、普通に考えれば、収入が減りコストがかかるため、工夫が必要です。

その工夫を実現するのが今回の新モデルになります。このモデルについてはここでは発表をしませんが、確立できましたら、業界のためにこのモデルとノウハウを公開したいと考えています。そして、同じ志を持った若い方々にこのノウハウを引き継いでいきたいと考えています。

なお、報道発表原文については下記を参照ください。
http://www.yosimasa.com/doc/pr-php-exam20100726.pdf

本発表については各@IT、CodeZine、日経ITproなど主要メディアで報じられています。(7月26日時点)

記者会見の模様は下記をご覧ください。
http://www.atmarkit.co.jp/news/201007/26/php.html
http://codezine.jp/article/detail/5354

追伸:USTを!とのご要望をいただきました。次回機会がありましたらUSTできるようにしたいです。

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